LPIC level1の勉強時間を減らす!1ヶ月で合格する勉強方法

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どのような勉強方法を用いて、どれくらいの勉強時間を使えばLPIC level1を取得できるだろうか?

LPIC level1はLPICの最初の試験だ。最初の試験だからこそ、どれくらいの時間がかかるか心配になるだろう。

また、Linuxの素人からでも受かるのか? どういった勉強方法がいいのか? こういったこともLPICの勉強を始める前に知っておきたい事柄だ。

このページでは、LPICの合格にかかる勉強時間と、それをなるべく減らす勉強方法についてお伝えする。LPIC受験を考えている方は参考にしてほしい。

LPIC level1の勉強時間は平均どれくらい?

公式サイトには1〜3ヶ月の勉強でLPIC level1が取得できると書いてある。実際、だいたい2ヶ月程度の勉強で取る人が多い感覚だ。

もちろん勉強時間はなるべく減らしたほうがいい。LPIC level1にできる限り早めに合格し、その分LPIC level2にチャレンジした方がいいだろう。

LPIC level1もキャリアアップに役立つが、LPIC level2はサーバーエンジニアとして、かなり有利な資格になる。なるべく早くLPIC level1は取得してしまって、level2まで取得することをオススメする。

Linuxの素人からでも受かる?

リナックスアカデミーにも、「Linux初心者からLPICに受かることはできますか?」という問い合わせを頻繁に頂く。

答えは簡潔に「受かる」だ。しかし、まずは資格取得の本来的な目的を考えるべきだろう。LPICを取得することがゴールではなく、なんらかの目的のために取得を考えているはずである。

例えば、「サーバエンジニアになりたい」「スキルアップして転職したい」「給料を上げたい」「就職に使いたい」などなど。

これらのゴールを達成するためにもLinuxを勉強してからLPICを勉強するようにしよう。そうしないとほぼ丸暗記になってしまい、「スキルを証明するための資格」という本来の意味がなくなってしまう。せっかくの資格勉強だ。スキルも身につけつつ、合格を目指したい。

LPIC level1に最短で合格する方法

それでは、LPIC level1を最短で取得する方法を具体的にお伝えしていこう。初期のレベルによって3段階に分けている。

Linuxをまったく勉強したことがない人向け

Linux勉強時間:5日間(1日3時間)
LPIC勉強時間:21日間(1日3時間)
計:26日間

Linuxをまったく勉強したことがない人に必要なこと、それはLinuxというものに慣れることだ。

具体的には次の2項目を5日間で実施する。

  • Linuxが触れる環境を家にあるパソコンの上に作る
  • 初歩の初歩であるコマンドを覚える

1日目 Linuxを触ることができる環境を作る

まずLinuxが触れる環境を自宅に持つ必要がある。何もないとLinuxの勉強をしようがないからだ。

Linuxの環境とは言ってもはじめはよくわからないだろう。下記URLを参考にするといいだろう。

Centosのインストール方法

当サイト内でももっと詳しい説明を記述予定だ。

もしくは、環境を提供してくれる書籍も販売されている。下記の本は特にオススメだ。

lpicの基礎が学べる本

一週間でLPICの基礎が学べる本

この本では、Linux環境の準備の仕方から解説がはじまっている。表紙にも載っている通り、「はじめの一歩」にふさわしい書籍だ。

Linuxの基礎本を購入してもいいが、この本であればLPIC対策も並行してできる。Linuxの初級者向け本を買うよりも効率的だ。

初日にLinuxとは何かをざっくり理解し、環境まで構築してしまおう。

まずは環境構築ができないと何にもならないので、ここで1日目は使っていい。はじめはつまづく部分もあるかもしれないが、どうしても通らざるを得ない道だと思って踏ん張って頂きたい。

2日目 CUIに慣れる

Linuxの環境準備ができたら、2日目はCUIに慣れていく。CUIとは黒い画面にコマンドが出てくるまさしくエンジニアらしい画面のことだ。

CUI

これに慣れないとLinuxは触れない。

実はLinuxでもGUI(普通のパソコン画面)も使えるのだが、Linuxのほとんどは黒い画面にコマンドを打って作業をする。Linuxを使いこなすためにも、まずはこの画面を見ることになれよう。

こういった画面を見ると抵抗感が出る方もいるだろう。しかし、実際にはそれほど難しく考える必要はない。

例えば、ダブルクリックしてフォルダを開くという動作の代わりに「cd」というコマンドを打つ、などだ。マウスでの操作がコマンドに代わったのだと思ってほしい。

ログインとログアウト

2日目ではログインとログアウトを覚えよう。GoogleやFacebookなどと同じようにLinuxもログインをしないと使えない。Windowsでも使う人を複数設定しているとログイン画面が出るはずだ。

コマンドによる操作

コマンドによる操作を体験しておこう。例えば次のコマンドなどはログインするとすぐに使える。実際にcalと入力してEnterを押してみる。

$ cal

calコマンド

calはカレンダーを表示するコマンドだ。

こういったコマンドがLinuxにはたくさんある。はじめからすべてを理解して覚える必要はない。LPICの勉強に必要なので下記のコマンドだけは自然に使えるようにしておこう。

  • cd:ディレクトリ(フォルダ)の移動
  • cp:ファイルやフォルダのコピー
  • mv:ファイルやフォルダの移動
  • mkdir:ディレクトリ(フォルダ)を作成する
  • ls:フォルダの中のファイル一覧を表示
  • pwd:今どこにいるかを表示
  • cat:ファイルの中身を表示

これだけ覚えておけば、とりあえず先に進める。あとは出てきたコマンドを徐々に覚えていけばいい。

3日目 viコマンド

3日目はviコマンドを覚える。これはファイルを編集できるテキストエディタと呼ばれるものだ。Windowsのメモ帳などと同じだと思ってもらって構わない。

viコマンドが使えるとファイルを作ることができるし、中身の編集もできるようになる。

viコマンドで、今日あったことを書いてみることをオススメする。日記のように少し長文で書いてみよう。長文を書くことで、修正やコピーアンドペーストも試す必要が出てくる。コマンドでやるのでそういった操作にもなれる。

はじめは「なんて使いにくいんだ!」と思うかもしれない。しかし、慣れると問題なくファイルを編集できるようになるはずだ。

4日目 ファイルの移動や作成

2、3日目で覚えてコマンドを使って、色々なところに移動したり、ファイルを作ったりフォルダを作ったりしよう。

とりあえず手を動かし続けることだ。すぐに慣れてくる。

Linuxだと身構えてしまうかもしれないが、Windowsでフォルダを開いて、そこにファイルを置いて・・・などと同じ動作をしているだけだ。

これができないとパソコンが触れないと言われるのと同じで、これができないとLPICの勉強どころではない。

5日目 LPICの全体像をつかむ

ここまで来たら、LPICかLinuxのごく初歩的な本を一冊全部読んでみる。わからなくても構わない。全体像をつかむのが大切だ。

オススメのLPIC参考書はこちらだ。上記の『1週間LPIC本』でももちろん構わない。

もし、初日から全体像を掴もうとしても何もわからなかったはずだ。しかし、この段階であればある程度何を言っているのかわかるようになる。

興味が出たコマンドは叩いてみて動作を確認してみよう。ここまで来たらLPICの勉強を始められる。次の項目を確認してみよう。

 

Linuxの基本操作(cd/mv/ls/pwdなど)はわかる人向け

LPIC勉強時間:21日間(1日3時間)

それでは、LPICの勉強を開始しよう。LPIC level1合格までの勉強時間を減らすポイントはLPIC101とLPIC102を分けて受験することだ。

2つの試験を受かってはじめてLPICを取得したと認められる。しかし、同じタイミングで受ける必要はない。そのため別々に受けた方が暗記する量は少なくて済み、受かる確率は高い。

勉強の基本的な流れは次のとおりだ。

理解 → 暗記 → 問題演習

理解をする時間、暗記をする時間、問題演習と分けた方がいい。

まずはLPIC101

次のようなスケジュールで10日間で勉強を終わらせることができる。

参考書を用いてLPIC101の全範囲を理解する
4日間

理解した内容を丸々暗記
4日間

演習問題を解き続ける
2日間

詳しくは下記で解説しているので確認してほしい
LPIC101に10日で受かる方法

続いてLPIC102

LPIC102は、しっかりと勉強時間を確保できれば11日間で終わらせることができる。

参考書を用いてLPIC101の全範囲を理解する

5日間

理解した内容を丸々暗記
4日間

演習問題を解き続ける
2日間

詳しくは下記で解説している
LPIC102に11日で受かる方法

LPIC101、LPIC102はそれぞれ10日と11日しっかりと勉強すれば受かる。勉強時間としては21日になる。

Linuxをまったくゼロから勉強したとしても、26日だ。一ヶ月未満で受かることになる。勉強時間がなかなか取れなかったとしても、半分時間が取れれば2ヶ月かからずにLPICを取得できるはずだ。

Linuxの基本はわかっている人向け(XWindowシステムやフィルシステムなども含め)

LPIC問題演習:4日間(1日3時間)

こういった方は下記のスピードマスター問題集に最初から取り組むといい。LPICの頻出問題が詰まった良本だ。

Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集

載っている問題をすべて解き、記憶してしまおう。

ここの問題をしっかりと理解した上で、すべて解けるようになればLPIC level1は合格できる。

ついている模試で5割以上点数が取れれば合格範囲だ。実際のLPICは65%が合格基準だが、この本の模試は難易度が高い。半分取れれば十分に受かる。

LPIC101、LPIC102それぞれ2日間ずつの勉強で試験を受けてしまっていい。

もしトライして「意外と解けない」「何を言っているのかわからない」という状態であれば、問題演習ではなく、LPIC対策勉強に戻ろう。焦らず力を付ける方が大切だ。

まとめ

LPICの勉強時間や勉強方法についてお伝えしたがいかがだっただろうか? LPICを勉強し始めるときのイメージができた、と思って頂けると嬉しい。

再度お伝えするが、LPICを勉強するときにまずはLinuxに慣れるというのが大切だ。資格試験の本質は勉強によるスキルアップと、スキルの証明にあるからだ。

ただ、初心者だからといって諦めず、上記の通り5日間だけ勉強してみてほしい。必ず楽しくなってくる。

このページが、Linuxを勉強するきっかけになれば幸いだ。

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