nohupはログアウトしてもコマンドを実行し続けるために使うコマンドだ。
grepコマンドなど、時間のかかる操作をしたままログアウトして、別のユーザーが別の作業をすることができるので、コンピュータの稼働率が上がる。
コマンドの基本
コマンドの基本動作
使い方は、次のとおりだ。
$ nohup コマンド コマンドのオプション
grepコマンドで/etcディレクトリ内の「system」という文字をログアウト後も検索し続けるコマンドは次の通りだ。
$ nohup grep -r system /etc
nohup関連コマンド
nohupコマンドに関連して、プロセスやジョブに関係したコマンドを紹介する。
jobsコマンド
現在実行しているジョブを表示する。
psコマンド
現在実行しているプロセスを表示する。
killコマンド
現在実行しているプロセスを終了する。
まとめ
nohupの結果は、作業ディレクトリ内のnohup.outに追記されるので、後からcatコマンドなどで確認できる。
nohupを実行すると、その実行の状態は、プロセスに入るのでpsコマンドの-aオプションで確認できる。
また、該当のプロセス番号がわかればkillコマンドでコマンド動作を途中で終了させることもできる。