経済産業省は、2020年までにIT人材30万人、2030年には78.9万人が不足するという予測を発表した。
人材が不足していること、また現在高度IT化が進んでおり、それに伴ってプログラミングができる人材が必要とされている。こうした人材育成のためにもプログラミング技術をレクチャーできる講師の存在は重要と言える。
そこで、本日はプログラミング講師になるメリットを7つまとめてみた。今すぐプログラミング講師になりたい方、今後のスキルアップのためにプログラミング講師を考えている方は参考にして欲しい。
目次
プログラミング講師になる7つのメリット
エンジニアとしての経験を活かせる
エンジニアとして培ってきた経験やノウハウを活かせる仕事は多々あるが、プログラミング講師ほどストレートに活かせる仕事は多くないだろう。経験がダイレクトに仕事の質に繋がり、様々な失敗もいまこそ活かせる。
「あのときこんなヒントがあったから開発がうまくいった」「このスキルを知っていれば現場で役に立つ」等、自分の経験が受講生の成長につながる仕事だ。
エンジニアとしてスキルアップできる
人に教えるためには、自身の知識を整理し説明できなければならない。
今まで開発を通し、意識せず身につけてきたスキルや経験を棚卸ししてアウトプットすることで、不足していた知識や新しい手法を取り入れる機会も出てくる。例えば、「ポリモーフィズム」や「抽象クラス」を人に口頭で説明したことがある人は多くない。意外と説明がしずらく、説明ができないということは根本まで理解していないことに気がついたりするものだ。
また、受講生からの質問や指摘を通して、人の考えを知ると同時にとてもいい「気づき」を得ることもできる。 そういったやりとりを通して今まで自分で培ってきたスキルや経験を多面的に、より深く理解するきっかけとなる。
さらに、講師としての人に伝える力は、エンジニアとしも必要とされるコミュニケーション能力として非常に大きなスキルとなる。講師としてコミュニケーション能力が上がり、ヒューマンスキルを向上することでキャリアが開けた講師もいる。
人の成長に貢献できる
最初は右も左も分からない受講生が、自分の講義を受けてスキルアップし成長していく姿をみることは、講師として嬉しいことである。それそのものがこの仕事のメリットだ。
また、受講生から「講義の内容が仕事で役に立った」「先生の講義を受けてIT資格が取れた」「エンジニアとしてやっていきたいと思えるようになった」といった言葉を聞くと講師冥利に尽きる。
プログラミング講師という仕事は、プログラミングを通じて人の成長に貢献するだけでなく、人の人生に関与するといっても過言ではない仕事だ。講師は責任ある仕事ではあるが、その分やりがいもあり端的に「素晴らしい仕事」であると主張したい。
副業として収入を増やすことができる
昼間は別の仕事をしているが、夜間や週末なら時間が空いているという人。平日夜間や週末に開講している講義もあるので、空いた時間を副業に当てることも可能だ。実際に、副業として登壇している講師の方も多く在籍している。
資格試験の受験料やトレーニング費用の補助がある
企業によるが、講義に必要あるいは関連のある資格試験を受験する際に、受験費用を負担があったりもする。また、必要に応じてベンダー主催のトレーニングに参加するための費用も補助してくれる。また、新しくトレーニングを行う内容は授業を受けさせてもらえたりもする。いずれも有用な学習機会と言えるだろう。
残業がほとんどない
講師の仕事は予め決まった時間で講義を行うことが圧倒的に多いので、残業は少ない。講師以外の時間で拘束されることはほとんどないわけだ。
もちろん講師という仕事は、立つ時間も長く体力は使うが、残業がないので講義が終わった後は、ゆっくりと次の日の講義のための英気を養う時間が確保できる。このように、残業がないことでメリハリのある仕事のスタイルを獲得することができる。
ライフスタイルに合った働き方ができる
プログラミング研修は、年中実施されているが、特に毎年4月から6月は新入社員の研修時期で忙しい。特に現在は、プログラミング講師の人材が不足気味なので、その時期は仕事が豊富だ。
このように、毎年4月から6月でガッツリと働き、一旦休憩を置いて、IT企業で半年ほど働くというサイクルを1年で回している講師は実に多い。もちろん、年間を通しての講師業もあるだろう。自身が希望するライフスタイルに合った働き方が可能だ。
まとめ
プログラミング講師になるメリットを7つピックアップしてまとめてみた。
自分の経験を活かせ、人の成長に貢献できる有意義な仕事だ。
もし、興味を持ったら、プログラミング講師の道も選択肢として考えてはいかがだろうか?
リスキルテクノロジーでもプログラミング講師を募集している。