サーバとはインターネットを通じてサービスを提供するコンピュータのことだ。
難しく考える必要はない。あなたが使っているPCと同じものが、企業の大きな倉庫に詰まっていて、そこにインターネットごしに見に行くとHPが見られたりするというだけの話だ。
このページでは「サーバとは」について、なるべくわかりやすくご紹介した。参考にしていただければと思う。
目次
サーバとは?
サーバとは、インターネットの向こう側にあるコンピュータだ。
普段使うPCをクライアント、インターネットの向こう側で何らかのサービスを提供するコンピュータをサーバと呼ぶ。
次の図のようなイメージだ。
サーバ(Server)とは「サービス(Service)を提供するコンピュータ」のことでそのままだ。
サービスというとわかりにくいかもしれない。インターネット越しにできることすべてを提供していると思ってほしい。
例えば、「HPを見る」「ECサイトで買い物をする」「LINEやFacebookでメッセージを送る」「メールを送る」「オンラインゲームをする」などなどいずれもサーバがサービスを提供してくれている。
サーバの種類
サーバにはいくつかの種類がある。わかりやすいものだけご紹介しておこう。
Webサーバ
例えばWebサーバであればWebサーバは情報を提供してくれる。
クライアントから「このページ情報がみたい!!」というリクエストに対して「了解」と返事をして「取り決められた情報をクライアントにわたす」のが一般的だ。
ホームページを見たり、ECサイトで買い物をしたりというときは、Webサーバが動いてくれている。
メールサーバ
メールを送ったり、受け取ったりするときに使われるサーバだ。
GmailやYahooメールを使っていると意識をしないが、この場合Google社やYahoo社がこれらを準備してくれている。
サーバは大きいものだけじゃない
あなたは「サーバ」と聞くとSF小説や映画で出てくる「巨大な部屋に大量の棚が設置されそこにコンピュータがマウントされて騒音と共にLEDがものすごい勢いで点滅している」といったイメージをもたれているかもしれない。
下記のようなものが詰まったイメージだ。
実際のところそれは間違いではない。本当の大企業のサーバルームはサーバ用の規格に合せた筐体が棚にマウントされズラリとならんでいるし騒音もものすごい。
一般的にデータが集約され、管理運用される、データセンターといわれるところなどもそうなっている。ここらへんはまさにSF小説や映画そのままだ。
しかし、実際はコンピュータであれば何でもいい。だいたいいける。あなたのPCでもサーバを建てるということはできる。
ダウンロードとアップロード
ついでに覚えてもらいたいのは「アップロード」と「ダウンロード」の違いだろう。
サーバクライアント形式の場合、クライアントからみて「サーバから情報をうけとる」のを「ダウンロード」といい、サーバへ情報を提出するのを「アップロード」という。
またプロバイダと契約するときに「くだり」や「のぼり」という表現をすることがあるが、クライアントからみるとサーバから情報をうけとる回線の速度をくだりと表現、クライアントからサーバへ情報を提出する速度をのぼりと表現していることがほとんどだ。
家庭でもみかけるサーバ
ファイルサーバやNAS
「Network Attached Storage」というものだが用はファイルサーバである。HDDを管理するハードウェアにネットワーク機能を付けたものがNASである、管理システムとしては、大概はLinuxOSが搭載されている。一般的に3万円程度で購入可能となっている。昨今一般向けに普及したものであり、最も身近に体験できるサーバといえるだろう。
市販ルーター
あまり意識しないが市販ルーターの中には十中八九DHCPサーバが内蔵されている。この機能のおかげで、プラグアンドプレイでネットワークに参加出来るようになっている。これも中のシステムはLinuxOSが使用されている製品が多々ある。ハードウェア的には非常に貧弱だがりっぱなサーバといえる。
まとめ
このページではサーバとは何かについて簡単にご説明してきた。なんとなくのイメージがつかめたら幸いだ。
説明が分かりやすく随分勉強になりました。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
お役に立てて嬉しい限りです。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。