変数とは、名前を付けて一時的にデータを保存しておくためのものだ。変数に保存したデータは、読み出すことも書き換えることもできる。
Javaに限らずプログラミングでは、いろいろなところで常に変数を使うことになる。例えば、計算するために必要なデータを入れておく変数もあれば、計算した結果を入れるために使われる変数もある。
変数とは?
「変数は情報を入れておく器のようなもの」だ。例えば、年齢という器に24という数字を入れておく。
このようなイメージだ。
例えば、5年後の年齢を出力するプログラムがあったとすると次のように変数を使っていく。
age = 24; (現在の年齢を器に入れる)
age = age + 5;(5年後の年齢に上書きする)
例えばこんな形だ。徐々にイメージを掴んで行こう。
Javaの変数宣言
Javaのプログラムの中で変数を使うためには、まずはじめに「変数の宣言」というものを行わなければならない。
プログラムの中で、変数を使うためには名前が付けられていなければならない。この変数の名前のことを識別子と読んでいる。また、変数には扱うデータの種類によって型が決まっている。この型を指定しなければならない。
書き方の基本は簡単だ。
型名 識別子;
実際のコードを見てみよう。年齢のデータを変数として扱う場合、次のように宣言する。
int age;
「変数は情報を入れておく器のようなもの」だとよく言われる。この図が示すように宣言することによって変数名ageという情報の入れ物が準備される。
「int」が型で、詳しくは「Javaのデータ型」で説明しているので、その記事を参照できる。その後の半角スペースに続く「age」が識別子である。識別子は変数に入れる情報の意味をよく考えて、その意味を表す単語を使って表現することが望ましい。
変数に値を代入する
宣言した変数に何らかの値を入れることを「代入」という。Javaの場合は以下のように記号「=」(イコール)を使用して、左側に宣言した識別子で表される変数名を、右側に式を記述する。尚、変数と「=」の間のスペースはあっても無くてもどちらでも問題ない。
変数名(識別子) = 式;
実際のコードはつぎのようになる。
age = 24;
これは、ageという変数に、24という値を代入することを意味している。つまり、変数ageという入れ物に24を入れることになる。
sameAge = age;
これは、sameAgeという変数に、ageという変数に入っている値と同じものを代入することを意味している。
宣言と代入をまとめて書くこともできる。こうして、宣言した変数に初期値を代入することができる。
書き方は簡単だ。
型名 識別子 = 式;
実際のコードはこのようになる。
int age = 24;
まとめ
このページでは変数とは、というベーシックな説明と宣言や使い方についてお伝えした。
Javaに限らずプログラミングをしていくために欠かせない概念だ。必ず理解をしておこう。
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