Pythonに年々人気が上がっているプログラミング言語だ。LinuxでPythonを動かす方法について、極々簡単にお伝えした。
参考にしていただければと思う。
Pythonとは?
「Python」は1991年に登場した言語で、複数のパラダイムをとりこんでいるスクリプト言語である。
オランダ人のプログラマ「グイド・ヴァンロッサム」氏によって作成されたオープンソースなプログラミング言語だ。
ニシキヘビがPython言語のマスコットである。
コードは「シンプルで取り扱いやすい」ということが念頭におかれ、C言語などとくらべると、コードの量は劇的に小さくなる。
またインデントによる構文をとりいれており、コードを視覚的にとらえて可読性を高めている。Pythonのコードは他の言語と比べると統一性があり、誰が書いてもわかりやすいコードとなることが多い。
他の言語と比べると比較的に学習コストがおさえられており、初心者でも安心して学習することができる。
現代では適当なスクリプト一枚からディープラーニング、科学計算、Web開発まで多岐にわたり利用されている。ライブラリも多く、非常に人気のある言語である。
LinuxへのPythonのインストール
現在Pythonは2.x系と3.x系の二つが同時開発されている状況だ。古いコードを編集閲覧しなければならない環境の方は2.x系を、今からPythonを習得しなければならない方は3.xを系学んでから、隙間を埋める意味で2.x系の入門書に目をとおすといいだろう。
CentOS7の場合yumがPython2で記述されているためデフォルトでPython2が導入される。
FedoraではDNFでPython3を使用するためにデフォルトでpython3が導入されている。もし違うバージョンを使用したい場合は、epelリポジトリを追加した状態で
# yum install python34
などとするとCentOS7でpython3が導入される。
リポジトリを追加する方法に関しては、こちらを参照してほしい。
Hello_Worldスクリプト
今回はPython3でHello_worldを表示してみよう。
hello_world.py
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#!/usr/bin/env python3 print("Hello_world") |
一行目でインタプリタを指定する。それ以降はソースコードを記述していくことになる。Pythonの場合基本的に文の最後にセミコロンはいらないところに気をつけよう。
インタプリタを使う
$ Python3
などとするとインタプリタが起動する。コードを逐次実行してくれる。コードの実験などに最適だ。また単純に計算機として使用する場合などインタプリタを立ち上げるといいだろう。
まとめ
このページではLinuxでのPythonの使い方についてお伝えした。参考にしていただければ幸いだ。