「CentOSのバージョン何を使っているんだっけ?」
Linuxサーバを多数管理しているときなど、何のOSが使われているかわからなくなるときがあるかもしれない。また、引き継ぎを受けたサーバの中身などがわからないこともあるだろう。
このページではLinuxディストリビューションの確認方法をご紹介しよう。
目次
Linuxディストリビューションを確認する
UbuntuやFedoraなど頻繁にバージョンを入れ替えるディストリビューションなどは、節々でアップグレードやクリーンインストールを行なうので「どのようなディストリビューションを使用しているか?」その「どのバージョンを使用しているか?」という情報を忘れることは少ないだろう。
しかし滅多にバージョンを更新しないCentOSなど、稀にバージョンがわからなくなることがある。
他にも管理者としてシステムをひきついだが、ドキュメントなどが整備されていなかった場合、VPSを借りた場合など、自力でディストリビューションを確認しなければならないときは意外と多い。
基本的に「/etc」の下にバージョン情報を記述したファイルを設置するのが一般的なのでそちらを参考にしよう。
「/etc」の下のファイルを確認する。
CentOSの場合
$ cat /etc/redhat-release
とするとバージョンの確認とディストリビューションの確認が可能となっている。
Fedoraの場合
他のディストリビューションでも例えば、以下のようなファイルが確認できる。だいたい同じだ。
$ cat /etc/fedora-release
Debianの場合
$ cat /etc/debian_version
その他
もしくは
$ cat /etc/issue
を確認してもディストリビューションやバージョンの情報が記述されている場合がある。
パッケージ形式やそのマネージャなどから推察する
こんなことをしなくても上のファイルを見に行って確認すればいいが、一応。
現場ではそれほどマニアックなディストリビューションは使用されないだろう。
確実とはいいがたいが、それぞれディストリビューションによりけり、パッケージの形式やパッケージマネージャなどに違いがある。
例えばredhat系であればrpmパッケージを使用しyumやdnfなどを使用してパッケージを管理している。debian系であればdebパッケージを使用し、それをaptで管理している。
普及しているLinuxディストリビューションは個性があるのでそれらから、ある程度の推察が可能となっている。
またパッケージ管理のためのコマンドがわかれば、パッケージ個々のバージョンを確認することが出来る。そこからディストリビューションを推察することが出来るだろう。
まとめ
このページではLinuxディストリビューションの確認方法についてお伝えしてきた。/etc/ファイルの下を見に行くことを覚えておきたい。