【初心者でもわかりやすい!】Linuxの用途まとめ 14選

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Linuxの用途

Linux初心者の方が一番はじめに悩むことは、「Linuxって何に使うの?」だろう。

Linuxならではの特徴もあるし、WindowsやMacなどと同じような用途でも使えるようになってきている。

このページではLinuxの用途についてまとめている。Linux初心者の方や、Linuxを教える立場の方は参考にしてほしい。

Linuxの用途まとめ

それでは早速Linuxの使い道をご紹介していこう。WindowsやMacでできないというものはほとんどないので、Linux特有というより、Linuxでもできることをまとめていると思ってほしい。

違いという意味では下記のページが参考になるので、こちらをチェックしてほしい。

その1  いわゆる普通のパソコンとして

まずLinuxは普通のパソコンとして使える。WindowsやMacと同じく、日常で使うPCとしての機能も揃っているということだ。

ここ最近のLinuxはとても使いやすく作られている。以前であれば、「こんなもの使えない。玄人向けのツールだ」という雰囲気だったが、今は「おお、Windowsと変わらないじゃん!」というレベルまで来ている。

一般的なWeb閲覧、メールのやりとり、IRCからオフィスワーク、あなたが日常的にやりたいことは大概できる。

また自由に操作画面の種類を入れ替えることができるのも、魅力の一つだ。

操作画面はGUIと呼ばれるが、GnomeやMate、XFCEやKDEなど様々なGUIが使えるようになっている。

例えば、「もっと機能は少なくていいから、軽いものを使いたい!」と思ったら、すぐに使えるわけだ。

少し型落ちしたコンピュータでも、工夫次第でデスクトップ環境として復活させることができる。また、この作業が結構楽しい。

その2 サーバとして

Linuxは「サーバ」としても機能する。というよりは、本領を発揮する場面といっていい。

サーバとはサービスを提供するコンピュータのことだ。Webサービスやスマホアプリを使っているときなど、インターネットを経由してサーバを見に行っていると思ってほしい。

クライアントとサーバ

Linuxはユーザ権限が厳格に管理され、オープンソースにより開発されている。

きちんとしたLinuxであれば、かなり厳重に多くのチェックを元に最新版がリリースされる。このため、「悪意」が入りこむ隙が小さくなる。セキュアなOSだ。

また20年以上の歳月をかけてエンジニアの方々が総出で育てたシステムであり、安定性も高い。

また、大量のサーバを用意するときにはLinuxを選ぶのが普通だ。なぜなら、Linuxは無料だからだ。

Windowsはライセンス費が高い。Linuxは無料なのでいくらでも構築できる。これはとても魅力的だ。

その3 開発環境として

Linuxでは多くのコンピュータ言語が使える。古今東西、アセンブリ言語からFortran、Python、goにいたるまで、あらゆるコンピュータ言語の処理系が用意されている。

その選択肢の多さにどれを使おうか?と迷うぐらいだ。

また統合開発環境も幾つか選択肢が用意されている。コンピュータ言語を知るという点においては、Windowsよりも有用だ。

ユーザは十人十色それぞれ好きな言語を学ぶことができる。また最近ではArduinoなどを使い電子工作をすることも多いだろう。そういったものの開発環境もLinuxに提供されている。

またAndroidなどのアプリケーションなどもLinuxの上で開発可能だ。是非「オープンな開発環境」を体験してみてほしい。

その4 DTP環境として

お絵描き、写真加工、ポスターの作成、組版、文章作成など、これらに関しても充分にLinuxはこたえることができる。

GimpやInkscape、TeX、LibreOfficeなどだ。これらは商用ソフトウェアに匹敵する機能と性能を持ち合わせている。

周辺機器のプリンタ、スキャナ、ペンタブレットなども最近は比較的多くを認識してくれるようになった。少し型落ちした製品の方がドライバ近辺は充実しているように思える。

また2Dアニメーションをつくるソフトも探してみると、それなりにある。

しかし「業界デファクトスタンダードか?」といわれるとそうではなく、特殊なファイル形式、たとえばワードファイルのdocxなどは一応の互換性をたもっているが、デザインが崩れることも多い。

しかしパーソナルユースならば充分にあなたのオーダにこたえてくれるだろう。

その5 DTM環境として

この分野に関してはUbuntuStudioを仮想環境にインストールしてみると実感できるが、音楽、サウンド関係のアプリケーションがとても多い。

その数は20を超えている。

またUbuntuStudioはリアルタイムで応答時間の少ないカーネルカスタマイズが採用されている。割り込み発生回数を毎秒1000回に増やしたものである。

これにより音声再生やMIDIキーボードなどの入力などを即座に反映できるようになっている。Linuxイコールサーバ用途と思っている人もいるかもしれないが、決してそうではなく、こういったアーティスティックな分野でも充分に力を発揮できるシステムだ。

その6 動画編集環境として

一応入れてみたが、この分野に関していえば、まだ発展途上といえるだ。残念だがAdobe社のPremiereやAfterEffectsに匹敵するソフトは見当たらない。

だがシンプルで基礎的な編集ソフトが全く存在しないというわけではない。kinoやAvidemuxといったソフトで基本的な動画編集は可能だ。

Stopmotionなどはその名のとおり、ストップモーションアニメを制作できるソフトだ、Linuxの動画編集環境は決して成熟しているわけではないが、Linux上のソフトウェアはオープンソースで開発されているものが殆どなため、無料で使えるという強みがある。

最低限のエクスペリエンスは提供してくれるので「時間があるがお金がない」というときに試してみるのも一興だろう。

その7 CAD環境として

CADとは、Computer-Aided Designの略で、要するにコンピュータで図面を作ることだ。

分野別だったり2DなCADや3DなCADなど色々あるが、Linuxでももちろんその手のソフトは存在する。

FreeCADや電子回路図を起こすためのツール郡を提供しているgeda-projectなどが代表的だろう。この手のソフトウェアは商用だと非常に高価なものが多い。

具体的に言ってしまうと、AutoCADの場合、月額34,560円だ。確かにデファクトスタンダードはそれだけの価値があるが「個人でインダストリアルなことをしたい」というオーダにこたえているか?というと疑問だ。

FreeCADは確かに現在AutoCADにおよばない。しかし個人的に使うならば十分に有用だ。3Dプリンターなどを購入して、設計をしてみたい人はLinux環境はオススメだ。

その8 3Dモデリングができる

Linuxでは3Dモデリングもできる。Linuxで3Dモデリングというとまず「Blender」だろう。

Linuxにおいてこれほど高機能な3Dモデリングはそうそうにない。3Dモデリングソフトウェアは高度になればなるほど、「物理演算」の機能、つまり「設定項目が増える」のである。

Blenderを起動していただけるとわかると思うが、ところせましと項目が押しこまれている。キーバンドや設定は多岐にわたり、ちゃんと動かせるようになるまで1年以上はかかるだろう。

逆にいえばそれだけ「本格的」なのだ。プロフェッショナルなオーダにも対応できるだろう。

余談ではあるがBlenderはPythonで拡張でき、またゲーム制作エンジンとして機能する。昨今MMD(MikuMikuDance)の3DモデリングにBlenderを使用して制作しているというユーザも増えている。

その9 組み込みシステムとして

この分野もLinuxの得意とする分野だ。

あなたのご家庭にあるHDDレコーダやNasやネットワーク機器としてのルータ、はたまたカラオケにあるデンモクなど、わたしたちの周りには、意外な所にLinuxはひそんでいる。もし世界から突然Linuxが全て消失した場合、われわれは生活ができなくなる。

こういった機器はコンピュータを動かすために作れている訳ではない。だから、リソースは貧弱だ。非常に貧弱なリソースのなかで、いかにして機能を実現するかが課題となる。そういった環境でもLinuxは稼動できるようになっている。

今後IoTの分野が発展していくのは間違いないが、Linuxの需要もどんどん増えて行くだろう。

その10 スーパーコンピュータとして

2016年6月の時点でスーパーコンピュータランキングに5位に君臨している日本屈指のスーパーコンピュータ京(K)も実はOSはLinuxである。

沢山のCPUやメモリを搭載しているコンピュータノードを束ねることを一般的に「クラスタリング」という。Linuxは特殊なプロセッサにも移植可能であり、クラスタリングに柔軟に対応できるだけのシステムとなっている。

また業務用のメインフレームでもLinuxは稼動することができる。組み込みシステムからスーパーコンピュータまで対応できるのはLinuxがどれほど利用され、柔軟であるか、あらためて認識できる。

その11 ネットワークルータとして

組み込みシステムとしての部分でルータの上で小さなLinuxシステムが稼動していると例えたが、逆に普通のコンピュータをルータとして使うことも可能だ。

またそのなかに各種プロキシ導入やパケットキャプチャと連携することで、ネットワークに流れているパケットを把握でき、セキュリティの向上に役にたつ。

また市販のルータではトラフィックに対してマシンパワーがたりないときなどにPCでルータを構築することによって低コストかつ高機能、高性能なルータを構築することができる。

(弊社のルータも一部これで作っている。リナックスアカデミーですから。)

その12 ゲーム端末として

SteamOSというものがある。これはSteamというゲーム提供プラットフォームを、よりよく使うために設計されたLinuxOSだ。

業務的なイメージがあるLinuxだが、このような分野にも応用されている。まだ発展途上な分野であるが、オープンソースを応用した、もしくはある程度オープンソースなものを取り入れたゲーム機などが徐々に出てきている。

代表としてはPlayStation4などだろう。そのOSはFreeBSDがベースである。またLinuxを一部の家庭用ゲーム端末に導入することも可能だ。

その13 学習用OSとして

Linuxはオープンソースだ。よってソースコードが公開されている。これらを参照、ソースコードを閲覧することによって、OSがどの様な仕組みで動いているのか学習できる。

しかし上から順にソースコードを読むより、一般的には自分のやりたいことに沿ってソースコードを読んでゆくのがセオリーだ。

またLinuxはIT業界で比較的多くの企業が採用しているため、Windowsの技術だけではスキル的に不安を感じるというならLinuxに触れてみるのも良いだろう。

その14 緊急時のメンテナンス用OSとして

昨今Linuxディストリビューションの一部はLiveDVD、メディアから起動するものもある。

Ubuntuなどが代表例だ、これらはOSが起動不可になったときに緊急用のメンテナンス環境として使用可能だ。

indowsが起動不可能になったのでデータを救出したい時や、外部からパーティションを仕切りなおしたいなどに使える。これはいざという時に便利なので、覚えておきたい。

まとめ

このページではLinuxの用途についてまとめてきたが、いかがだっただろうか?

普通のPCとしてもサーバとしても使えるのはもちろんのこと、その他にもLinuxならではの様々な使い方がある。エンジニアであれば、Linuxの知識は基礎教養だと思って理解しておこう。

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