Linuxユーザとは、Linuxを使用するときにログインするユーザアカウントのことだ。
どんなOSでもそうだが、コンピュータを使うときは必ず何らかのユーザでログインして使用することになる。WindowsやMacを使っていれば、ログイン画面を見ることがあるだろう。
Linuxでももちろんユーザが必要だが、Windowsなどと比べて知っておきたいことが多い。
このページではまず、Linuxユーザとは何かについてお伝えしよう。
そもそもLinuxユーザとはなにか?
ユーザとはコンピュータに限らずに物を使用する人をさして「ユーザ」ということが多い。広義では使う形態を問わない。
細かく分けるならば「使用するだけのユーザ」を「エンドユーザ」「開発をするユーザ」を「デベロッパ」ということもある。はたまた管理者を「アドミニストレータ」ということもある。
今回は広義な意味の方だ。開発者、管理者から一般使用者をひとくくりにして「ユーザ」と呼ぶ。ひらたくいえば「Linuxを使用している人はみなLinuxユーザ」である。
ユーザの意味は漠然としているが今回はLinux環境にログインするためのアカウントをさしてユーザと呼ぶと認識しておこう。
ユーザとそのログインに必要なもの
Linuxは一般的なオペレーティングシステムと同じで、実際に使用するにはユーザとしてログインする必要がある。ログインに必要なものは
- ユーザ名
- パスワード
この二つが必要になる。
あなたがもし自分のPCに自力でLinuxを導入していた場合、あなたは管理者であり、Linuxインストール時にユーザ名とパスワードを作成したはずだ。rootユーザに関しては後述するので今は触れないでおこう。
一般的なディストリビューションならば一般ユーザを一人インストール段階で作成しているはずなので、そのユーザ名と設定したパスワードを入力してログインしよう。
これであなたはLinuxユーザとなったわけである。ここからはユーザとしてLinuxを操作してゆくことになる。
もしあなたが管理者ではなく、管理者のPCにログインする場合は一旦管理者に問い合わせて、ユーザとパスワードを作成してもらい、そのアカウントとパスワードを使用してログインすることになる。ログインしたあとはコマンドやアイコンをたたいてLinuxに命令を伝えて作業をすることになる。
大方趣味でLinuxを使用する場合は、十中八九自分でLinuxをインストールすることになるが、仕事やレンタルサーバなどを借りるなどした場合は、アカウントとパスワードは管理者が発行することが多いだろう。
少々概念的な話だったので実際のログインやログアウトに関してはこちらのページを参照してほしい。
一番偉いユーザと一般ユーザ
Linuxでは大まかに「一般ユーザ」と「rootユーザ」に大分できる。
rootユーザはLinuxOSにおいて「唯一神」である。rootユーザであれば自分自身を削除するコマンドも受け付けてしまうし、他人のユーザアカウントを削除することも可能となっている。よってシステムの設定ファイルなどを変更するとき以外使用しないようにするのが一般的である。
間違ってもrootユーザで全てを操作し仕事を片付けようとしてはいけないので注意しよう。Linuxの場合インストールをおこなった管理者自身も一般ユーザを別に作成し、必要な時だけrootの権限を借りて操作するのが習慣となっている。それぐらいrootというユーザは慎重に扱う必要があるというのを念頭に置いておこう。
対して一般ユーザの場合自分専用のディレクトリが割り当てられ、その中で作業をすることになる。
基本的にシステムに、変更を勝手にくわえることは出来ないようになっている。もし一般ユーザであなたが間違えてファイルを削除するコマンドを叩いてもシステムが破壊されてしまうということは基本的にはない。
そういった面では多人数で同時にログインするシステムとして堅実な作りをしているといえるだろう。
もし一時的にroot権限をかりたい場合は「su」や「sudo」といったコマンドを使用することになる。一時的とはいえ管理者の権限を借りるので慎重に操作しよう。
またrootに関してはこちらも参照してほしい
まとめ
このページではLinuxユーザについてざっくりとお伝えした。
まずは全体像を把握してから、実際のユーザ作成やグループ作成に移っていこう。
ITエンジニア養成スクール & IT研修専門企業のリナックスアカデミー様
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