未経験者向け)ネットワークエンジニアとは? 仕事内容と将来性

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ネットワークエンジニアとは

ネットワークエンジニアとは、どのような仕事をしているかご存じだろうか?

IT業界では日々新しい「○○エンジニア」が作られては消えているが、この「ネットワークエンジニア」は相当古くからある職種だ。

ネットワークは目に見えない。そのため、現代社会で重要な仕事ではあるのだが、実際どのようなことをしているか具体的に想像するのは難しいのではないだろうか?

しかし疑いなくネットワークエンジニアは今の情報社会においてなくてはならない存在だ。

このページではネットワークエンジニアの仕事内容とその将来性についてお伝えする。読み終わった頃には、ネットワークエンジニアについて大枠のイメージがついているはずだ。

将来どんなエンジニアになろうかまだ決めかねている人やIT業界を目指す人は、ぜひ参考にしてほしい。

ネットワークエンジニアとは?

ネットワークは「当たり前」?

今あなたがこのページを読むことができているのは、パソコンなりスマートフォンなりがインターネットに接続しているからだ。

友人とスマートフォンでメッセージを交換できたり、ゲームセンターに行けば全国のゲーマーと競い合えたり、およそ今の機械には通信機能が欠かせない。

今この瞬間、インエターネットを使える環境がこの世から消え去ったらあなたはどのぐらい困るか想像して欲しい。例えば、携帯電話が突然故障した時を想像すれば、現代人の生活に「遠くと瞬時に通信できる環境」がどれだけ便利で大切かわかるだろう。

ネットワークエンジニアを想像しにくい理由

このネットワークを作り上げたり、維持したりするのがネットワークエンジニアだ。

先にも述べたように、突然通信が出来なくなるのは一大事だ。ネットワークの機器が置かれている施設や部屋(サーバルームなどとも呼ぶ)は大抵秘密にされている。

サーバールーム
例えばLINEのサーバーがどこにあるのか? パズドラのサーバーがどこにあるのか? 企業は知られないようにしている。データが流出したら大変なことになるからだ。

ネットワークエンジニアはそこに詰めている。自分が何のネットワークに関わっているなんてことは言えるはずもない。

また、ネットワークというものが目に見えないということも大きい。プログラミングは動いている様子がわかる。しかし、ネットワークは何がどうなっているか素人にはわからない。だから目立たない。何をしているか、よくわからないということになる。

しかし、ネットワークエンジニアの仕事は現代において重要だ。

ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアの仕事内容を少し詳しく紹介してみたい。

ネットワークの設計

ネットワークエンジニアの仕事の筆頭にあるのが、ネットワークの設計である。

どことどこが通信出来て、あちらからはできないなどの通信の制限や、最大何人が同時に、どのように使うのかなどの条件をとりまとめる作業のことだ。

絶対に止まってはいけないネットワークから、故障したらちょっと待っても大丈夫なものまで、その通信が必要な安定性を決めるのも仕事のうちだ。

そうして決めた条件から、お値段ピンからキリまでのうちからの機材を発注する。機材が届いたらケーブルでつないで、細かな設定を行う。これらをスムーズに行うにはどんな機材があるか、どんな設定項目があるか、細かに頭に入れておく必要がある。

ネットワークケーブル

ITエンジニアというとプログラムを書くところを想像しがちかもしれないが、ネットワークエンジニアはプログラムを書くことは少ない。ただし、こうした機材や設定について、他のエンジニアに比べてものすごく詳しいのが、ネットワークエンジニアだ。

ネットワークの維持

次にネットワークの維持だ。できあがったネットワークは放っておけば働いてくれるものではない。

最初の想定より多くの人が利用してしまえば、回線が混雑して利用者から遅いと苦情が出てしまう。また不運にも機材が故障してしまえば交換も必要だろう。

ネットワークエンジニアは機器の正常動作を日々点検しつつ、利用者に不便が出ていないか、改善の余地はないか、機材に囲まれながら考えている。

ネットワークの監視

忘れてはならない大事な仕事にネットワークの監視が挙げられる。よくニュースにも不正アクセスがあって個人情報が漏れたなどと報道されるとおり、ネットワークはとても便利な反面、非常に危険でもある。

瞬時に情報をやりとり出来る分、瞬時に侵入されてしまうことだってあるのだ。インターネットショッピングで買い物を楽しんだことのある方も多いだろうが、当然品物を発注し届けてもらうには、住所や名前、電話番号、果てはクレジットカード番号も通信でやりとりすることになる。

ショッピングサイトには会員登録制度があることも多いが、つまりそれはどこかのコンピュータに、あなたの個人情報が記録されていることになる。IDやパスワードを入力すればその情報が引き出せるように、インターネットにつながっていればその情報が漏れてしまう危険は常にある。

ネットワークエンジニアは、この悪意ある侵入をいかに防ぐかにも心を砕いている。明らかにおかしなアクセスがあったら即ネットワークを閉鎖しなければならない。

そして設計に甘い点はなかったか再確認し、どれだけの被害が出たか調べ、一連の対策が終わればまた維持に戻る。

ネットワークエンジニアの将来性

ネットワークエンジニアはあまり人前に出ないことは仕事内容の説明で分かってもらえたと思う。実に裏方の仕事だ。物理的に侵入されることを防ぐため、窓がない部屋に引きこもることも多い。

しかし安心してインターネットをしたり、電車の遅延情報をいち早く知り得たり、情報が即座に遠くに届くこの環境を、いつでもずっと使えるように支えているのは、ネットワークエンジニアだ。

昭和の時代は手紙のやりとりであった遠くの人とのつながりも、まるで隣にいるように、途切れないまま維持をし続けている

増加するネットワークエンジニアのニーズ

IoTという言葉を聞いたことがないだろうか? Internet of Things、モノのインターネットという意味なのだが、世界中のあらゆるものをインターネットと繋いでしまおうという動きのことだ。

身近なところでは飼い猫の首輪にGPSを取り付けておくとか、携帯電話から家のエアコンのスイッチを入れるなど、すでにIoTは実用化されはじめている。

さらに別の例では、広大な農場の何カ所かに温度センサなどを設置して、農家が自宅のコンピュータから農場の様子を判断できるようにするなどもある。ヨーロッパでは既に実用化した例もある。日本の昔ながらの額に汗する農業を今、ネットワークとそのエンジニアが変えようとしているのだ。

ネットワークが応用出来る範囲はまだまだある。それこそ、世界中のあらゆるモノに。そしてその場で活躍するのは、機材やその維持管理に長けた、ネットワークエンジニアだ。世の中の構造が変わりつつあるその中心となっている。

人が足りない

そういった背景があり、ネットワークエンジニアのニーズは増え続けている。IT業界全体として人手不足だが、ネットワークエンジニアも常に人が足りない。

ネットワークエンジニアがよく想像出来なかった理由と、そのやりがい、今後の展開について魅力が伝わっただろうか。

バリバリにプログラムを書くエンジニアもいれば、お客様と欲しいシステムについて相談したりするSEもいる。データベースのも設計・維持・管理を行うエンジニアもいる。ネットワークエンジニアは、一見地味だが、未来が最も明るいエンジニア職のひとつだ。

どうやってネットワークエンジニアになるのか

とは言っても専門知識を蓄えていないとネットワークエンジニアは務まらないことは確かである。自分には卓越したネットワーク関係の技術があると示せなければ、新卒でもない限りなかなかその道は開かない。

しかし、新卒でネットワークエンジニアという道はなかなか歩めない。なぜなら、地味なためほとんどの人が知らないからだ。

だからこそ、未経験者でも門戸が開いているが、ネットワークエンジニアになるはいったいどんな行動を取るべきか。

家にサーバー・ネットワークを一通り揃えてやってみる

独学という手法だ。利点は好きなペースで興味あることから知識を身につけられること。プログラミング以上に初期は厄介かもしれないが、やってやれないことはない。

ネットワーク構築の書籍はたくさん揃っている。秋葉原で中古の機材を買い集めて、実践すれば知識は身につくはずだ。

そういった実績があれば、企業は未経験であっても採用をしやすくなる。

勉強して資格を取得する

ネットワークエンジニア関係の資格を取るという手法も有効だ。

例えばネットワークスペシャリスト。これは国家資格であり、ネットワークエンジニアとして一定の知識を有していることを証明出来る資格だ。

またCCNA(Cisco Certified Network Associate)という資格もオススメだ。これはネットワーク機器製造大手のCisco社が、自社の製品をどれだけ使いこなせるかを認定する試験だ。かといってCisco社の製品の使い方だけでは受からず、広くネットワーク関係の知識を体系立って習得しないと合格は遠い。

CCNAを持っていると、未経験者でも就職試験で受かる確率は上がる。座学で受かる試験ではなく、実際にネットワークの実技が必要になる試験だからだ。

こういった資格を持っていると、ネットワークエンジニアへの道はグッと近づく。決して簡単な試験ではないので、スクールなどに通った方が効率はいいだろう。スクールに通う際は、サーバーやルーターの実機があるのかの確認は必須だ。

なんにせよ、資格の勉強が実際の現場でもそのまま役に立つのがインフラ系資格の特徴だ。

ぜひ、ネットワークエンジニアに興味があれば勉強にチャレンジしてみてほしい。

オススメ書籍

ネットワークの入門に当たる固めの本ではなく、軽い書籍を参考までに紹介しよう。

なれるSE
なれる!SE 2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)

こちらの小説は主人公が新入社員のネットワークエンジニアだ。極端に書かれているが、どういう仕事をしていくのか、どういうトラブルが起こるのか、ネットワークエンジニア志望者にとって大いに参考になる本だ。

リナックスアカデミーの卒業生たちや現役のプロフェッショナルエンジニアもこの本を薦めていた。著者自身がネットワークエンジニアだった経験から書いている本であるため、関心があれば手にとって現場の空気感などを感じてみてほしい。

まとめ

ネットワークエンジニアについてお伝えしてみたが、いかがだっただろうか? この仕事は人間社会を支える縁の下の力持ちだ。

プログラムをバリバリ書くエンジニアもたしかにカッコいいが、人知れず世を支えており、すべてのモノがネットでつながるインフラを作っているネットワークエンジニアもかっこいい。

エンジニアになることに興味があれば、その選択肢のひとつにネットワークエンジニアを考えてみて欲しい。

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