わかりやすいコードと”ネーミング”

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From: リスキルテクノロジー 高坂一城
新宿本校にて
kohsaka

以前「綺麗なコードの書き方」について
お話をしました。

統一感があるソースコードは、
非常に見やすくなります。

さて、綺麗なコードを書けるようになったら、
次のステップとして
「分かりやすい」コードを書くことを
心掛けましょう。

分かりやすいコードとは、
一体どういうものでしょうか。

ネーミング

プログラミングには、

「ネーミング(名前付け)」

と呼ばれるものがあります。

皆さんも、コンピュータ上で
新しいファイルやフォルダを作成するときに、
適切なファイル名やフォルダ名を付けますよね。

これと同じように、
プログラマがソースコードを書く際に、
ソースコード中に自由に名前を付けることができる
場所がたくさんあります。

そういった場所に適切な名前を付けることを
「ネーミング」と言います。

ネーミングの難しさ

プログラミング言語の多くは
「英語」で記述します。

そのため、ネーミングも英語で行います。

例えば、
「日本語で"削除する"という意味のネーミングをしたい」

皆さんなら、どういう英語を使いますか?

プログラミングにおいて、
「削除する」という意味を表す
ネーミングとしてよく使われる英語が

「delete」と「remove」 です。

この違い分かりますか?

・delete
 完全に消し去る

・remove
 取り除く(消し去っていはいない)

という意味の違いがあります。

つまり、
あるものを完全に消し去る場合には「delete 」、

あるものをそこから取り除くだけで、
どこかにまだ存在する場合には「remove」、

というネーミングを使います。

その他にも、
日本語で"見つける"という意味を表す
ネーミングとして、

「find」と「search」という英語があります。

・find
 見つかることが前提

・search
 見つからないかもしれない

という意味の違いがあります。

「ネーミング」の重要性

ネーミングはコメントと同様、
適当に付けてもプログラムの動作には
影響を及ぼしません。

「delete」とすべきところを
「remove」と記述しても
プログラムは動きます。

それでは、
なぜ「ネーミング」が大切なのでしょうか。

それは、コメントと同様にネーミングも、
ソースコードをメンテナンスする人への
大切な情報源だからです。

「プログラミングとは名前を付けること
 そのものである」

という人もいるくらいです。

最初はネーミングを考えながら
プログラミングをすることは
時間が掛かり大変かもしれません。

しかし、ネーミングを考えながら
より多くのコードを書くことで

プログラミングをする時間も徐々に
短くなっていきます。

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