ざっくり説明 ルーターの役割とは?

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From: リスキルテクノロジー 松田航
新宿本校にて、、、

通信やインターネットに接続するためには
ネットワークが必要です。

ネットワークとは何か?
的なお話もありますが、
とりあえず置いておきます。

ネットワークというと、
なんとなくイメージではわかりますよね?

今このブログを見ているあなたも
何らかのネットワークに接続して閲覧しています。

今回はネットワーク構築に欠かせない
ルーターの基本的な役割についてご説明しましょう。

ルーターの基本
~「ルーター=郵便局」~

ルーターという名前は、
あなたも聞いたことがあると思います。

インターネットの普及により
ルーターはどの家庭にも設置されています。

家庭に設置されているルーターは
インターネット用のブロードバンド回線に接続するため
ブロードバンドルーターと呼ばれる事が多いですね。

このようにルーターは用途によって
呼び名が変わるのですが、
ややこしいのでここでは全て「ルーター」とします。

ルーターの役割は
もちろんコンピューターと通信することですが
その通信するデータを「パケット」と言います。

パケットとは
データを細分化した単位で、
大きな荷物を分割して、小さな小包にして
郵送しているというイメージで考えてください。

そのパケットの宛先は
IPアドレスというコンピューター用の住所で指定されます。

インターネット上のアドレスなので、
IPアドレスです。(Pはプロトコル)

ただ、「東京都新宿・・・・」という感じではありません。

IPアドレスは「127.0.0.1」など、
数値の組み合わせで表現されています。

なので人間が見てパッとわかるものではありませんが、
コンピュータ側からはわかりやすい住所になっています。

ルーターの役割は
パケット(小包)を指定されたIPアドレス(宛先)の
コンピューターに届けることです。

以上。

要するに、
ルータは「パケット(小包)用の郵便局」だと考えてください。

送信経路を管理するルーティングテーブルとは

郵便局が日本全国にあるように、
ルーターもたくさん存在しています。

家庭に1台あるくらいですから、
郵便局よりもはるかにたくさんあります。

パケットのやり取りは
複数のルーターを経由して行われます。

ここで問題が発生します。

ルーターはIPアドレスがわかったとしても、
「どのルーターに送れば良いのか」というのがわからないのです。

そのため、ルーターには
「ルーティングテーブル」と言う
このIPアドレスの時には、あのルーターに送るといった
送信情報を管理しています。

郵便で言えば
新宿から難波(大阪)に小包を送る場合...

新宿で集荷した小包を
東京中央郵便局に一旦集荷し、
大阪中央郵便局に配送して最寄の難波郵便局に届け
自宅に配送する...というイメージに近いですね。

ルーティングテーブルの例を挙げてみましょう。

routing

ルーターAからEまで
5台のルーターが図の様に接続されており、
192.168.1.10宛のパケットがルーターAに届きました。

ルーターAのルーティングテーブルを参照すると
このIPアドレスの送り先はルーターCと設定されているので
ルーターCにパケットを送信します。

次に、ルーターCのルーティングテーブルを見ると
このIPアドレスの送り先はルーターDと設定されているので
ルーターDにパケットを送信します。

そしてルーターDに接続されている
IPアドレスが192.168.1.10のパソコンに
データが送信されるのです。

(きっと読み飛ばすと思いますが、
 イメージで掴んでもらえれば十分です)

ネットワークは現代のライフライン

今回はルーターにスポットを当てて
ざっくりとお伝えして来ました。

実際には、ルータには、
ネットワーク障害を起こさないため、
ネットワークセキュリティを守るため、
他にもさまざまな特徴や技術が使用されています。

それらについては
今後ブログでお話ししてゆきますが...

ネットワークは現代のライフラインです。

通信障害が発生した場合、
ネットワークというライフラインが絶たれてしまい、
社会全体に大きな影響を与えてしまいます。

もちろんセキュリティも重要。
昨今メディアを騒がせているサイバー攻撃や
ハッカー、クラッカーから情報を守らなければなりません。

現在のIT業界でも
ネットワークエンジニアは人がいなくて、
募集も多い職種。

ネットワークエンジニアには、
単にネットワークを構築して管理するというだけでなく、
社会のライフラインを守るという、大切な役目があるのです。

リスキルテクノロジー
松田

PS

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