wは現在Linuxにログインしているユーザーの情報を表示するコマンドだ。
ひとりで使っていると使わないためか意外と知らない人が多かった。しかし、Linuxの管理者は必須のコマンドで、かつ簡単なコマンドだ。
この機会に使い方を把握しておこう。
目次
wコマンドの基本
コマンドの基本動作
使い方は、次のとおりだ。
$ w
現在Linuxにログインしているユーザーの情報を表示するにはこれだけだ。
現在Linuxにログインしているユーザーの情報の表示ができた。
USERはユーザー名、TTYは端末名、FROMがログインしているコンピュータ名、LOGIN@はログイン時間、IDLEが接続経過時間、JCPUはすべてのプロセスが使用した時間、PCPUはプロセス単体が使用した時間、WHATが動作しているプロセスだ。
wコマンドのオプションたち
-sオプション:簡易表示する
オプションは-sオプションひとつだけだ。ログインしているユーザーの情報を簡易表示できる。
書式は次のとおりだ。
$ w -s
ログインしているユーザーの情報が簡易表示された。
関連コマンド
最後にwコマンドに関連して、基本的なユーザーやコンピュータの管理するコマンドも紹介しておく
psコマンド
実行しているプロセスの情報を表示する。
jobsコマンド
実行しているジョブの情報を表示する。
useraddコマンド
Linuxにユーザーを追加する。
usermodコマンド
Linuxに登録されているユーザー情報を変更する。
userdelコマンド
Linuxに登録されているユーザーを削除する。
まとめ
今回は、wコマンドを使ったログインしているユーザーの確認方法を解説した。
ネットワークで接続しているユーザーがどのコンピュータから、どの端末でログインしているか、いつからログインしているか一目で管理できるので、接続したままにしているユーザーなどを監視することができる。
また、プロセスの実行時間を見ることで、各ユーザーの稼働率も管理することができる。
一文字で簡単なコマンドだ。ぜひ覚えておこう。