このページでは、Linuxユーザを削除する方法をお伝えした。
ユーザ作成も比較的簡単だったと思うが、Linuxユーザの削除も簡単だ。参考にしていただければと思う。
Linuxユーザを削除する必要性
「ユーザ情報の削除」というと身近なところだとSNSの退会処理などだろう。SNSのユーザは退会手続をすることで管理者に削除依頼をすることになる。管理者は適切な方法でユーザを削除することになる。
Linuxでも同じことが発生する。サーバを管理しているとユーザを追加するのとは逆にユーザを削除しなければならない場合に遭遇するだろう。具体的なケースとしては、管理している組織からメンバーが脱退する場合、他にも組織のルールから違反した為組織から追放しなければならない場合、間違えてユーザを作成してしまった場合などだ。
その場合「userdel」コマンドを使用することになる。このコマンドは管理者権限でしか使用出来ないようになっている。管理者以外が他人のユーザを削除できる場合管理が出来なくなるからだ。
削除されるものはユーザアカウントとパスワード、ホームディレクトリに納められている情報などだ。あなたが管理者であるならば「userdel」コマンドを使用し該当するユーザを削除すればよい。もしあなたが管理者でなく、一般ユーザならば管理者に削除依頼をだせば、管理者が適切にユーザを削除してくれるはずだ。
Linuxユーザの削除方法
実際の操作はいたって単純である。管理者権限にて
# userdel -r <ユーザ名>
となる。このとき「-r」を指定するとホームディレクトリの情報も削除されるようになっている。ユーザの情報を削除する場合大概はホームディレクトリも削除したほうが良い場合も多いだろう。
下記にて詳しく解説している。
ここで気をつけていただきたいのは確認作業が一切ないところだ。いきなりユーザが削除される、そして復元もできないので操作するときは慎重に操作しよう。また削除対象のユーザがログインしている場合削除出来ないようになっているところも頭の片隅においておこう。
userdelコマンド発行後
# cat /etc/passwd
を確認してみよう、ユーザ情報が抹消されているはずだ。
まとめ
このページではLinuxユーザの削除方法についてお伝えした。参考にしていただければと思う。