「git status」はバージョン管理の状態を確認するためのコマンドだ。
このページではgit statusコマンドの使い方と、情報の見方について解説を行なっていく。
目次
Gitのstatusコマンド
statusコマンドの基本
このコマンドは、ワーキング・ツリーの状態を表示するためのものだ。以下に示す条件でコンテンツのパスが表示される。
- ワーキング・ツリーに追跡されていないものがある。
- ワーキング・ツリーとインデックスに違いがある。
- コミットされたものとインデックスに違いがある。
コマンドの基本は簡単だ。
git status [オプション]
このコマンドを実行すると、下記のようなコンテンツの状態が表示される。
では、実際の使い方と、どのように状態が表示されるかを見てみよう。
追跡されていない場合
新たなファイル;Program01.javaをワーキング・ツリーに加えただけだと、statusコマンドで表示されるのは「追跡されていないファイル(Untracked Files:)」だ。
追加された場合
追跡されていないファイル(Untracked)が追加されると、statusコマンドで表示されるのは「コミットされるべき変更(Changes to be committed)」の「新たなファイル(new file)」だ。
コミットされた場合
追加されるか、ステージされたファイルがコミットされると、ファイルは修正されていない(Unmodified)になる。しかし、statusコマンドで表示されるのは「nothing to commit, working tree clean」、つまり「コミットするものは何もない。ワーキング・ツリーは修正されていない」だ。
修正された場合
コミットされたファイル(Unmodified)が修正されると、statusコマンドで表示されるのは「修正されたファイル(Modified)」だ。Gitは、コミットされた後、ファイルが修正されたかどうかをチェックしているのだ。
ステージされた場合
修正されたファイル(Modified)がステージされると、statusコマンドで表示されるのは「コミットされるべき変更(Changes to be committed)」の「修正された(modified)」だ。
削除された場合
修正されていないファイル(Unmodified)が削除されると、statusコマンドで表示されるのは「コミットされるべき変更(Changes to be committed)」の「削除された(deleted)」だ。次のコミットでこの削除がリポジトリに反映される。
commitコマンドのオプション
commitコマンドでは次のオプションが使える。
オプション |
説明 |
-s --short |
短縮した形式で表示する。 |
まとめ
このページではgit statusコマンドの使い方についてまとめてお伝えをしてきた。見方も難しくなく、また多用するコマンドなので覚えておきたいところだ。
コメント