このページではJava配列への値の代入についてお伝えしていく。そのままシンプルな方法なので初心者向けのページになっている。
参考にしていただければと思う。
目次
Javaの配列に値を代入する
配列に値を代入するとは、指定された配列の要素に指定された値をコピーすることになる。
変数へ値を代入するのと同じように代入演算子と呼ばれる「=」を用いる。また、値を代入する要素の場所はインデックスで指定する。
一次元配列に値を代入する
配列には次元がある。まず一番に解説したいのは簡単な一次元配列である。一次元配列は配列の要素を一組の「[ ]」の中のインデックスで指定する。このインデックスで指定された要素に「=」を使って値を代入する。
その書き方の基本は簡単だ。
配列変数名[インデックス] = 値;
配列に値を代入する例を示す。要素を4つ持つ配列を作ると、インデックスは0から3になる。array[0]からarray[4]に1から5までの値を代入する。
インデックスは0から始まるので注意が必要だ。代入する時についうっかり4番目の要素なので、インデックスを範囲外の4に指定しまうことがある。これはエラーになる。
では、実際のプログラムを見てみよう。
サンプルプログラム
このサンプルプログラムは一次元配列に値を代入し、その値を表示している。また、範囲外のインデックスを指定してエラー(例外)を発生させている。
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import java.util.Arrays; public class SingleDimensionArrayAssignment { public static void main(String[] args) { int[] array;//[1] array = new int[4];//[2] array[0] = 1;//[3] array[1] = 2;//[4] array[2] = 3;//[5] array[3] = 4;//[6] System.out.println("[7] " + Arrays.toString(array)); try {//[8] array[4] = 5;//[9] } catch (ArrayIndexOutOfBoundsException exception) {//[10] System.out.println("[11] ArrayIndexOutOfBoundsException occurs."); } } } |
実行結果
1 2 |
[7] [1, 2, 3, 4] [11] ArrayIndexOutOfBoundsException occurs. |
サンプルプログラムの説明
それでは簡単にプログラムの解説をしていこう。
- [1] int型の配列変数arrayを宣言する。
- [2] 要素数4の配列arrayを作る。
- [3]-[6] 配列の各要素に1から4を代入する。
- [7] 配列arrayの全ての要素を表示する。
- [8]-[9] 配列arrayのインデックス4に5を代入する。
- [10]-[11] 例外が発生したことを表示する。
このプログラムでは意図的にエラーとなる値を[8]-[9]で代入しているため、エラーが発生した際の処理を[10]-[11]で記述している。この処理(try-catch)の書き方についてはこちらの解説記事を併せて参照頂きたい。
Javaの多次元配列に値を代入する
次に、多次元配列である。その中の二次元配列は、配列の要素を二組の「[ ][ ]」の中のそれぞれインデックスで指定する。このインデックスで指定された要素に「=」を使って代入する。
その書き方の基本は簡単だ。
配列変数名[インデックス1] [インデックス2] = 値;
さらに、次元が三次元、四次元と増えると「[ ]」の数が次元に応じて増える。
配列変数名[インデックス1] [インデックス2]・・・[ インデックスn] = 値;
配列に値を代入する例を示す。4 x 5の要素を持つ配列を作ると、インデックスが0から始まるので最初の「インデックス1」は0から3になる。続く「インデックス2」は0から4になる。
この配列のarray[2][3]に100を代入する。
サンプルプログラム
このサンプルプログラムは、二次元配列に値を代入し代入された値を表示している。
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import java.util.Arrays; public class TwoDimensionArrayAssignment { public static void main(String[] args) { int[][] array;//[1] array = new int[4][5];//[2] array[2][0] = 0;//[3] array[2][1] = 0;//[4] array[2][2] = 0;//[5] array[2][3] = 100;//[6] array[2][4] = 0;//[7] System.out.println("[8] " + Arrays.toString(array[2])); } } |
実行結果
1 |
[7] [0, 0, 0, 100, 0] |
サンプルプログラムの説明
それでは簡単にプログラムの解説をしていこう。
- [1] 配列変数arrayを宣言する。
- [2] 配列arrayを最初の要素数を4、次の要素数を5で生成する。
- [3]-[7] 配列array[2][0]から[2][4]に値を代入する。この時、array[2][3]にだけ100を代入し、それ以外は0を代入する。
- [8] 配列array[2]の要素をすべて表示する。
まとめ
このページではJava配列の代入方法についてお伝えしてきた。特に初心者の方には、参考にしていただければ幸いだ。
catch使っている時点で全然初心者向けじゃないので、初心者向けとか名乗らないでほしいです。
しかも説明の文章が分かりにくいし。
生成って何ですか?
いつもご愛読いただきありがとうございます。
サンプルプログラム内に唐突にtry-catchが出てきている感はありますので、例外処理のための記述であることとtry-catchそのものを解説する記事へのリンクを追記いたしました。。
今後とも、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。