Javaでの平方根と立方根の求め方:sqrt, cbrtメソッド

Javaの平方根と立方根
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Javaには平方根と立方根を算出するメソッドも用意されている。

square rootでsqrt、cube rootでcbrtだ。

実際に使い方をご紹介しよう。

Javaの平方根の求め方

Javaの平方根の基本

平方根を求めるとは、2乗するとbになるaの値をbの値から求めることだ。例えば、「9」の平方根といえば、「3」の「2」乗が「9」なので「3」になる。これを、平方根を求めるという。

Javaで平方根を求めるためにはsqrtメソッドを利用する。

書き方の基本は簡単だ。

平方根 = Math.sqrt(対象となる数値)

Javaでの平方根を求めるための書き方の詳細を確認していこう。

sqrtメソッド

sqrtメソッドの引数に指定した値の平方根を求める。引数に指定できる値はdouble型のみだ。

sqrt(double a)

戻り値の型

public static double

内容

double値の正の平方根の値を正確に丸めて戻す。 

■下記は特例となる

  • 引数がNaN又はゼロより小さければ,結果はNaNになる。
  • 引数が正の無限大ならば,結果は正の無限大になる。
  • 引数が正のゼロまたは負のゼロならば,結果は引数と同じになる。

その他の結果は,引数の値の真の数学的な平方根に最も近いdouble値になる。

引数:a - 値

戻り値:aの正の平方根。もし,引数がゼロより小さければ,結果はNaNになる。

Javaで平方根を求めるサンプルプログラム

それでは実際にサンプルプログラムを確認してみよう。

実行結果

サンプルプログラムの説明

それでは簡単にプログラムの解説をしてゆこう。

このプログラムは、扱うことのできる様々な値を持つ変数の平方根を求めいている。

  • [1] 9.0を変数:positiveValue9に設定する。
  • [2] -9.0を変数:negativeValue9に設定する。
  • [3] 正のゼロを変数:positiveZeroに設定する。
  • [4] 負のゼロを変数:negativeZeroに設定する。
  • [5] 正の無限大を変数:positiveInfinityに設定する。
  • [6] NaNを変数:nanValueに設定する。
  • [7] positiveValue9の平方根を表示する。
  • [8] negativeValue9の平方根を表示する。
  • [9] nanValueの平方根を表示する。
  • [10] positiveInfinityの平方根を表示する。
  • [11] positiveZeroの平方根を表示する。
  • [12] negativeZeroの平方根を表示する。

Javaの立方根の求め方

Javaの立方根の基本

立方根を求めるとは、3乗するとbになるaの値をbの値から求めることだ。例えば、「27」の立方根といえば、「3」の「3」乗が「27」なので「3」になる。これを、立方根を求めるという。

Javaで立方根を求めるためにはcbrtメソッドを利用する。

書き方の基本は簡単だ。

立方根 = Math.cbrt(対象となる数値)

Javaでの立方根を求めるための書き方の詳細を確認していこう。

sqrtメソッド

sqrtメソッドの引数に指定した値から立方根を求める。引数に指定できる値はdouble型のみだ。

sqrt(double a)

戻り値の型

public static double

内容

double値の立方根を返す。正の有限の値x,cbrt(-x) == -cbrt(x)である。これは,負の値の立方根が,その値の大きさの立方根の負の値であることを意味する。

■下記は特例となる

  • 引数がNaNならば,結果はNaNになる。
  • 引数が無限大ならば,結果は引数と同じ符合を持った無限大になる。
  • 引数がゼロならば,結果は引数と同じ符合を持ったゼロになる。

計算結果は,正確な結果の1ulp以内でなければならない。

引数:a - 値

戻り値:aの平方根

から:1.5

Javaで立方根を求めるサンプルプログラム

それでは実際にサンプルプログラムを確認してみよう。

実行結果

サンプルプログラムの説明

それでは簡単にプログラムの解説をしてゆこう。

このプログラムは、扱うことのできる様々な値を持つ変数の立方根を求めいている。

  • [1] 27.0を変数:positiveValue27に設定する。
  • [2] -27.0を変数:negativeValue27に設定する。
  • [3] 正のゼロを変数:positiveZeroに設定する。
  • [4] 負のゼロを変数:negativeZeroに設定する。
  • [5] 正の無限大を変数:positiveInfinityに設定する。
  • [6] 負の無限大を変数:negativeInfinityに設定する。
  • [7] NaNを変数:nanValueに設定する。
  • [8] positiveValue27の立方根を表示する。
  • [9] negativeValue27の立方根を表示する。
  • [10] nanValueの立方根を表示する。
  • [11] positiveInfinityの立方根を表示する。
  • [12] positiveInfinityの立方根を表示する。
  • [13] negativeInfinityの立方根を表示する。
  • [14] negativeZeroの立方根を表示する。

まとめ

このページでは、Javaでの平方根と立方根を算出するメソッドについてご紹介した。

学術的分野以外ではそこまで登場しないと思うので、必要になったときはこのページを再度確認してもらえればと思う。

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