【初心者向け】Java開発ツールの種類を画像付きで解説

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Java開発ツールとは、プログラミングをする上で効率的に作業するためのツールだ。Javaの開発ツールは数多く存在するが、ここではEclipse、IntelliJ IDEA、NetBean、Visual Studio Codeを紹介する。

Java開発ツール

Javaの開発ツールとは、プログラム開発作業を効率的に行うために準備された道具のことである。様々なものがあるが、有名な統合開発環境はEclipseだろう。統合開発環境は、Javaのコードを書いて、コンパイルして、デバッグして、実行するために必要な一連のツールが統合されている。コードを書くことから実行までが自動化されている。

一方、シンプルな開発ツールと言えばエディタである。ソースコードを書くツールなので、コンパイラと組み合わせて開発環境を構築する。コードを書いた後から実行までをマニュアルで行わなければならない。

初心者が、Eclipseのような統合開発環境を最初から使うか、またはエディタとコンパイラを組み合わせたシンプルな開発環境を使ったほうがいいのかは賛否両論がある。Javaの学習のためには、自動化されていると自分で問題点を見つける力を培えないというのがひとつの理由である。

最初に統合環境としてEclipse、IntelliJ IDEA、NetBeanを取り上げる。どの製品も、コンソールアプリケーションからデータベースやサーバーを駆使したWebアプリケーションまでの開発が可能だ。また、それぞれ似たような機能を搭載している。それで、今回はJavaのコードを書くための3つの機能についてまとめてみた。

  • コード補完
  • リファクタリング
  • コード解析

コード補完とは、エディタが既に入力されたコードから次の選択可能な候補、つまりクラス、メソッド、フィールド、キーワードを表示して、その中から最適なものをプログラマが選ぶことによってより簡単にコードを書くというものだ。この機能を使うと、一文字一文字コードを書く必要はなくなる。

リファクタリングとは、コードを理解しやすく修正しやすいものに改善していくことである。例えば、簡単なところで、変数の名前を理解しやすい名前に変更する場合、ひとつひとつ変更する必要はない。リファクタリング機能を使えば一箇所の変数の修正が全てのコードに対して反映される。

コード解析とは、もしコードに間違いがあった場合、コードを入力するたびに間違いを指摘してくれる機能のことである。プログラマは、早い段階でコードにミスがあることに気づく。

そして、最後に紹介するのがVisual Studio Codeである。エディタと統合開発環境の中間に位置する製品である。コードを書くためのエディタは強力だが、コードを書いた後はマニュアルでプログラムをコンパイルし、実行する。

では、Eclipseから紹介しよう。

Eclipse

Eclipseは、定番の統合開発環境である。製品の開発は、IBMから始まって現在ではオーブンソースとなり、Eclipse Foundationが開発を行っている。このオープンソース化により、今ではIBM以外の組織が開発したプラグインが用意されて様々な開発に対応できるようになっている。

Javaのプログラムを開発する時は、中央にあるエディタでコードを書いて、後は実行するだけだ。統合環境がコンパイルと実行を行ってくれる。コンソールアプリケーションでは、実行結果が画面下のコンソールに表示される。

コード補完

具体的にEclipseのコード補完を見てみよう。例えばコンソールに「Hello World!」を表示するには、「System.out.println(“Hello World!”);」と書く。この時に、『System.』と入力すると、「.」に続く部分は「out」を含むリストが自動的に表示される。それを選択するだけだ。

リファクタリング

変数やクラスの名前を変更するリファクタリングでは、コードの中の名前の部分を選択し、名前の変更を実行する。名前の部分に新たな名前を書いて改行キーを押す。こうするだけで修正が、その変数を用いている箇所に対して行われる。下の例では、変数valueの名前を単に「値(value)」と言う名前ではなく、具体的に何の値かを理解しやすくするために「数(number)」に変更している。このリファクタリングを行うと、宣言に加えてprintlnの引数も名前が変更される。

コード解析

「Hello World!」の文字列を入力する時、最初と最後にダブルコーテーションを付けるが、それを忘れると、赤い「X」マークと警告文で教えてくれる。

通常Eclipseは、println()を選択した時は、最初の「"」を入力すると自動的に最後の「"」も入力されるのだが、println(String x)を選択した時は入力した「"」に自動的に対応してくれない。

IntelliJ IDEA

IntelliJ IDEAは、チェコのJetBrain社の製品である。初めて、リファクタリング機能を備えた製品として世の中に登場した統合開発環境である。このためコードを書くための先進的な機能が搭載されている。

コード補完

Eclipseと同じ基本的なコード補完に加えて、IntelliJのスマートなコード補完は現在のコードの中で期待されるものだけを提案する。

例えば、Eclipseでも取り上げたコンソールに「Hello World!」を表示するコードで見てみると、「S」と入力しただけで、候補が表示される。候補の最初に「System」がある。その「System」を選んで「.」を入力すれば、「out」が最初に表示される。期待するコードを、既に入力されたコードから推測するところすごい。英語のスペルチェックまでしてくれる。

リファクタリング

変数の名前を変更する時、その変数を使用している箇所の変数名がすべて変更されることは当然であるが、IntelliJは変更のための名前の候補の提案とコメントの中の変数まで修正するかどうかを選べる。次の例では、この点が分かる。

コード解析

Eclipseでは、「Hello World!」の文字列を入力する時、最初と最後にダブルコーテーションをつけるのを忘れると、赤い「X」マークと警告文で教えてくれた。しかし、同じように入力していった時、IntelliJは、一歩進んで「"」を先頭に入力した時点で最後の「"」も付け加えてくる。もちろん、エラーなら警告を与えてくれるが、この場合は。最後の「"」が付く。

転ばぬ先の杖ということわざがあるが、まさにこの言葉の通りのことをしてくれる。コードを書く上で大変助けになる。

NetBeans

NetBeanは、サンマイクロシステムズ社から始まったオープンソースプロジェクトの統合開発環境である。現在は、オラクル社がそのプロジェクトの中心にある。また、Java 8のためのオフィーシャル統合開発環境ともなっている。

このため、JavaのチュートリアルはNetBeansを使うことを前提で書かれている。チュートリアルから学習する時はこの環境で行うと近道かもしれない。

コード補完

NetBeansのコード補完は、Eclipseのコード補完と同じレベルである。『System.』と入力すると、「.」に続く部分は「out」を含むリストが自動的に表示される。それを選択する。「s」と入力してもIntelliJのように候補のリストは出ない。

リファクタリング

変数の名前を変更する時、その変数を使用している箇所の変数名がすべて変更されることは当然である。加えて、BetBeansはコメントを変更するかどうかを選べるが、ダブルコーテーションで囲まれた文字列までは変更しない。ちょっとおしい。次の例では、変数名valueをnumberに変更している。この点が分かる。

コード解析

NetBeansのコード解析は、IntelliJと同じレベルである。println(String x)を選択して「"」を入力しても、エラーにはならない。自動的に最後の「"」を加えてくれる。

Visual Studio Code

Visual Studio Codeはマイクロソフト社のエディタである。エディタとは、プログラムコードを入力するためのツールである。しかし、統合開発環境の強力な機能に比べれば、自動化されている部分は少ないが、動きが高速である。きびきび動く。動作環境として、Windows、Mac、Linuxのどの環境でも動く。さらに、コンパイルして実行するためのコンソールも用意されている。

コード補完

IntelliJのコード補完に近いレベルである。「Sy」と入力すると、「System」が候補として提案される。「.」を入力すると続く部分に「out」を含むリストが自動的に表示される。

リファクタリング

変数の名前を変更する場合、変更のためのメニューに「すべての出現箇所を変更」しかないので、変数名valueをnumberに変更するとクラス名の一部まで変更されてしまう。仕方がないようにも思えるし、ちょっと残念な点でもある。

コード解析

IntelliJのコード解析と同じレベルである。「"」を入力すると、最後の「”」を追加してダブルコーテーションで囲まれた文字列の入力を待つ状態になる。

Atom

AtomもVisual Studio Codeと同じくオープンソースのカスタマイズ可能なエディタである。きびきび動く。動作環境として、Windows、Mac、Linuxのどの環境でも動く。準備されたパッケージをインストールすると、様々な言語や機能をカスタマイズできるようになっている。

とはいうもののコードを書くための機能は、同じエディタのVisual Studio Codeに比べると少ない。コード補完はあるが、リファクタリングやコード解析は見当たらなかった。将来パッケージとして追加されるかもしれない。コンパイルして実行結果を表示するためのコンソールは用意されている。

コード補完

「Sys」と入力すると、「System」が候補として提案される。「.out」を入力すると続く部分に「out」を含むリストが自動的に表示される。リストを表示させるためにはドッドを含めて4文字入力する必要がある。つまり、かなり文字を入力しないと候補が出ないと言うことである。

まとめ

このページではJavaの開発ツールについて簡単にご紹介した。

今回、紹介したJavaの開発ツールを活用して生産性の向上に繋げていただきたい。

Gitのインストール方法から初期設定について参考にしていただければと思う。

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