From: リスキルテクノロジー 松田航
新宿本校にて、、、
今回は
Linuxコマンドの使い方を
実例をつけて紹介しましょう。
基礎の基礎なので、
知っている人は他のページへどうぞ。
CUI
今でこそLinuxは
画面を見ながらマウスで
簡単に操作できますが...
基本的には
コマンドを入力して
システムの操作を行います。
CUI(command line interface)と
呼ばれます。
Linuxをいじるのは、
基本的にこちらです。
コマンドで命令を
実行した方が早いですしね。
ファイル管理系のコマンド
それでは
Linuxのコマンドを
いくつかご紹介してゆきましょう。
コマンドの数は
非常に多くありますので、
よく使うものに絞って
何回かに分けて
紹介してゆきますね。
pwd
現在のフォルダを知るコマンドです。
コンソールで
いろいろと操作していると
自分が今どこにいるのか
わからなくなる時がありますが...
pwd
…と入力すれば
自分がいるフォルダを知ることができます。
この例では
/usr/bin
にいることが分かりますね。
これはよく使いますので
覚えておいてください。
cd
フォルダ移動のコマンドです。
マウス操作だと
フォルダを開くだけで
場所を移動できますが...
コマンドでは
どのフォルダに移動するかを
指定しなければいけません。
cd [フォルダ名]
...で
指定したフォルダに移動します。
例を見てみましょう。
cd etc
…と入力して、
/usr/etc
に移動することができます。
cd ..
...で、
ひとつ上の
フォルダに移動します。
etcのひとつ上にある
/usr
フォルダに移動しました。
cd
...のように
何も指定せずに実行すると
ユーザーの
ルートフォルダに移動します。
今回はrootでログインしているので
/root
に移動しましたね。
ls
ファイルやフォルダの
情報を表示するコマンドです。
マウス操作の場合は
フォルダを開くだけで
ファイルやフォルダの
一覧が表示されますが...
コンソール操作の場合は
このコマンドで情報を表示します。
現在いるフォルダは
/usr/eclipse
...ですね。
ここでコマンドを実行します。
ls [オプション] [フォルダ]
...と入力すると
ファイルとフォルダ一覧が
表示されます。
ls
とだけ入力すると
横並びに一覧表示されます。
ls -l
...と、
「-l」オプションを指定すると
今度は縦に並んで
詳細な情報が表示されます。
ls -a
...と
「-a」オプションを指定すると
隠しファイルを含めた
全てのファイルが表示されます。
隠しファイルとは...
「.」(ドット)
で始まるファイルのことです。
また、
フォルダ名を指定することで
別フォルダの一覧を表示できます。
この例だと
ls ../
...というように、
ひとつ上のフォルダの情報を
表示しています。
基礎の基礎なので、何度も叩いて記憶を!
今回ご紹介できるのは
少ないですが...
今後もいくつかよく使うコマンドを
ご紹介してゆきます。
マウス操作に
慣れた方にとって、
コマンド入力は
馴染みにくいかも知れませんが...
慣れてしまえば
コマンドの方が使いやすい
...というエンジニアも
たくさんいらっしゃいます。
Linux環境のある方は
ぜひコマンドを叩いてみてください。
環境のない方は...
以前のブログで
CentOSのインストール方法を
ご紹介していますので、
この機会に
ぜひ作ってやってみてください。
リスキルテクノロジー
松田
PS