clearは、画面の表示をリセットするコマンドだ。
lsコマンドなどで多くの文字を表示した後に、画面をクリアしたいという時に使う。簡単なコマンドだ。
実際の動きを確認してみることにしよう。
clearコマンドの基本
clearコマンドの基本動作
使い方は、次のとおりシンプルだ。
$ clear
実践するには、一度、lsコマンドなどで画面をいっぱいにする。
1 2 3 |
ls -l ls -l ls -l |
そこで、画面をクリアする場合は、次のコマンドだ。
$ clear
画面がクリアされた。
clearコマンドは実際には、操作している行を画面の一番上に表示するようにスクロールしているだけである。
過去の履歴は、上にスクロールすると残っている。
キーボードショートカット
「Ctrl+l(エル)」でclearコマンドと同様に画面がクリアできる。
こちらの方がclearよりも早い。覚えにくいかもしれないが、ぜひ覚えてしまおう。
その他のキーボードショートカットについては下記の記事が詳しい。
関連項目
最後にclearコマンドに関連して、基本的な画面表示のコマンドも紹介しておく
echoコマンド
任意の文字を出力する。
まとめ
Linuxコマンドで操作していると画面がいっぱいになって混乱してくる。こまめにclearコマンドで画面をリセットし、効率よい環境で作業を行おう。