uptimeはLinuxの稼働時間を調べるコマンドだ。
使い方とは言っても、叩けばすぐにわかるだろうが、画面も含めて解説しよう。
uptimeコマンドの基本
コマンドの基本動作
使い方は、次のとおり簡単だ。
$ uptime
Linuxの稼働時間を表示した。
現在の時間が09:07:47と表示されている。
稼働時間がup 15 days, 8:10であることがわかる。
接続しているユーザーは5 usersだ。
システムにかかっている負荷もload averageを見ればわかる。
CPU一つ当たりの待ちが発生している平均プロセス数で表され、直近の1分内の平均負荷が0.83、直近の5分内の平均負荷が0.86、直近の15分内の平均負荷が0.96であり、負荷が次第に緩和されていることがわかる。
uptime関連コマンド
最後にuptimeコマンドに関連して、基本的なシステム管理のコマンドも紹介しておく
psコマンド
実行しているプロセスの情報を表示する。
jobsコマンド
実行しているジョブの情報を表示する。
killコマンド
プロセスを終了させる。
shutdownコマンド
Linuxを終了させて電源を切る。
まとめ
このページでは、uptimeコマンドを使ったLinuxの稼働時間の確認方法を解説した。
Linuxサーバーは常時稼働しており、ほとんど電源を切ることがなく、稼働時間がどうしても長くなりがちだ。
連続稼働時間が長くなれば故障、メモリリークと呼ばれるメモリを使った後に残る不要なデータが増えるなどの不具合につながる要因となる場合もある。
稼働時間はルールを定めて管理し、適宜shutdownコマンドの-rオプションで再起動をするなど工夫しよう。