Perlは現在利用範囲が狭まってきているが、現役の言語であることもまた事実だ。
このページではLinuxでPerlを動かす方法についてお伝えしよう。
プログラミング言語 Perlとは?
Perlとは、ラリー ウォール氏によって開発されたプログラミング言語だ。スクリプト形式の言語となっている。
ラリー氏が1980年代中頃に、バグ報告システムからレポートを作成しようとしたところ、すでにあったawkでは力不足だと感じたため自力で強力なスクリプト言語を自分で作成したのが始まりとなっている。
Linuxではbashシェルスクリプト、sed、awkを組み合わせるとCUI上で多くの事が自動化できる。しかし、細かいところに手がとどかないという部分もあるのが事実だ。
perlではスクリプト形式で簡単に開発が出来ることで人気を集めた。
もちろん簡単なものだけではなく、一枚のスクリプトから、大規模なアプリケーションまで開発できる。しかしスクリプト言語なので実行速度という面では、C言語などとくらべると分が悪い。
手早くツールを構築できたり、管理を自動化したりするという場面で非常に強力なツールとなっている。
現代ではPythonやRubyやPHPなどにシェアと奪われている部分もあるが、まだまだ活用される場面はあるだろう。
これらについては下記で詳しい。
LinuxへのPerlのインストール
大概のLinuxディストリビューションの場合デフォルトでインストールされている。perlは身近なツールだからだ。
もしインストールされていなかった場合は下記の通りだ。(CentOSの場合)
# yum install perl
で基礎的なシステムが導入される。
ハローワールド
実際にhello_worldしてみよう。
Hello_worldを表示するためのスクリプトファイルを記述する。
$ vi hello_world.pl
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#!/usr/bin/perl print "hello, world!\n"; |
実行権限を付与する。
$ chmod 755 hello_world.pl
実際に実行してみる。
./hello_world.pl
コマンドラインから実行する。
コマンドラインから直接実行するには「-e」をつける
$ perl -e 'print "hello_world\n";'
とするとコマンドライン一行でhello_worldが表示出来る。
書式としては
perl -e '処理したいperl文'
となっている。
まとめ
このページでは簡単にLinuxでのPerlのインストールと実行方法についてお伝えした。参考にしていただければ幸いだ。