Linuxでファイルモードと言うと、アクセス制御のモードを意味する。
ファイルやディレクトリにはパーミッションという許可属性が付与できるようになっていて、これはLinuxでとても大切な要素になってくる。また、はじめてLinuxを触る方がよくわからなくなるのもここの辺りだろう。
まずは簡単にファイルモードについてお伝えしよう。
Linuxファイルモード
ファイルやディレクトリなどはそれぞれ「読み込み」「書き込み」「実行」などの許可属性を付与出来るようになっている。このアクセス制御のモードを「パーミッション」という。
実際パーミッションは上にあげた3つの他にも、幾つか特殊な属性を設定可能となっている。パーミッションを設定するコマンドとして「chmod」が存在する。
詳細は下記のページなどで確認ができる。変更方法が知りたい方は、下記のページを確認するのが早いだろう。
まずは、基礎的なモード「読み込み」「書き込み」「実行」の記号などについておさえておこう。
ls -l
適当なディレクトリで「ls -l」のコマンドを打ってみる。すると次のような画面が表示されるはずだ。
lsコマンドは現在のディレクトリのファイル一覧を表示するコマンドだが、「-l」オプションをつけることで、ファイルの詳細も表示してくれる。「-l」はlongなフォーマットの意味だ。
一番左にあるのがそのフォルダやディレクトリのパーミション設定で、これを読み取ることができると、ファイルが編集できるかできないかなどが判断できる。
「d」ディレクトリのフラグ
一番左に「d」のフラグが立っているものはディレクトリだ。パーミションというか、ディレクトリですよと言っているだけなので、本題とは違うが触れておく。一番左が「-」のものはファイルだ。
「r」読み込み
続いて、パーミッションのフラグで「r」が付与されていた場合、読み込みの許可を意味している。ファイルを開き閲覧できる状態だ。
しかしこのフラグだけでは閲覧は出来てもファイルの内容に変更を加えることが出来ない。
「read」フラグだ。
「w」書き込み
書き込みを許可したい場合は「w」のフラグをたてる必要がある、基本的に所有者権限をもっている場合はデフォルトで「w」フラグが有効になっている場合が殆どだろう。
「write」フラグを意味している。
「x」実行
テキストファイルをスクリプトとして実行する場合などは「x」のフラグをたてると、実行可能な状態になる。
「execute」フラグだ。
これらが3つ並ぶ
画像を見るとrwxのあるなしが3つ並んでいるのがわかるだろう。
drwxr-xr-x
などだ。
はじめのrwxがオーナーの権限、次のrwxがグループユーザの権限、最後がその他のユーザの権限だ。詳しくはまたお伝えをしていく。
まとめ
このページではLinuxのファイルモードとは何かについて簡単にお伝えした。パーミションの設定等は次のページをご覧いただければと思う。