Linux環境でRubyを動かしたいのであればインストールがまず必要だ。また実行方法も知っておく必要がある。
このページではLinuxでのRubyを動かす方法についてお伝えした。参考にしていただければ幸いだ。
Rubyとは?
まつもとゆきひろ氏によって開発され、1995年に一般公開されてたオブジェクト思考のインタプリタな言語である。コンピュータ言語ではめずらしい日本国産の言語だ。もちろんオープンソース。
作者曰く「Rubyの外観はシンプルです。けれど、内側はとても複雑なのです。 それはちょうど私たちの身体と同じようなものです」。
お言葉通り、使い方はシンプルだが奥深い言語となっている。
最初はあまりメジャーな言語ではなかったが、2006年ごろにフレームワーク「Rails」と巡りあい一気に普及した。生産性が高くWeb開発の現場で活躍している。国内海外問わずファンが多い。オブジェクト指向言語を学ぶための入門言語としても選ばれる。
インストールしよう
CentOS7の場合デフォルトではインストールされないのでyumを使用してインストールする。
# yum install ruby
バージョン情報を確認するには、
$ ruby –version
とする。
hello_worldしてみよう
とりあえず一行目にインタプリタの場所を指定しなければならないので、インタプリタの場所を確認しておく。
$ which ruby
hello_world.rb
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#!/usr/bin/ruby #一行目はrubyのインタプリタの場所を指定する。 #putsを使用してhello_worldを標準出力に出力する。行末にセミコロンは必要ない。 puts ("hello_world") |
スクリプトに実行権限を与える。
$ chmod 755 hello_world.rb
スクリプトを指定して実行する。
$ ./hello_world.rb
インタプリタを実行してみよう
インタプリタは「irb」コマンドとなっている試しに
$ irb
と打ってみよう。インタプリタが単体で起動したはずだ。そこで
> puts ("hello_world")
と打ってみよう。以下のような出力がえられるがずだ。
なお「nil」という文字が出力されているが、そういう仕様なので気にしなくても大丈夫だ。
まとめ
このページではLinuxでのRubyのインストールと実行についてお伝えをしてきた。参考にしていただければ幸いだ。