Ubuntuがフリーズやエラーを吐き続け対応ができなくなり、強制終了をしなければいけないときはある。
このページではUbuntuでの強制終了の方法についてまとめてお伝えした。参考にしていただければと思う。
目次
Ubuntuの強制終了
Ubuntuに限らずLinuxでの強制終了については、下記ページを参照してもらえると大概の用事は済む。
どのディストリビューションでも一緒なので下記を確認していただくのも良いだろう。より詳細情報をまとめている。
このページではUbuntuがフリーズしたときの対処方と強制終了の方法を2つピックアップする。
GUIがフリーズしてもシステムは生きている可能性がある
X Window Systemのフリーズ
入門者がUbuntuを使用している場合、「X Window System」が起動していることが多いはずだ。要は黒いコマンドしか打てない画面ではなく、デスクトップ画面だ。
「X Window Systemがフリーズする」ことは時々ある。そういう時は落ち着いてまずコンソールへ移動しよう。
killコマンド
「Control+Alt+F2~F4」あたりを押してみてほしい、コンソールでのログイン画面へ移動できるはずだ。
そこから日常で使っているユーザでログインしてkillコマンドを使用してフリーズしているプロセスをkillしよう。そのあとに「Control+Alt+F7」でXWindowSystemの画面にもどることが出来る。
killの書式は基本的に以下のとおりだ。管理者権限のプロセスをkillする場合はsudoなどを使用する。
$ sudo kill <プロセスid>
プロセスidがわからない時はtopや
$ ps aux
としてプロセスのidを確かめよう。もしくは
$ sudo killall <アプリケーション名>
としてもプロセスをkill出来る。
カーネルが生きている状態で強制再起動する
Ubuntuの場合、特に設定をしなくても「MagicSysRq」による受付が有効になっているので。以下のようにすると比較的安全に強制再起動できる。
とても押しにくいショートカットだが、非常手段なので我慢しよう。
- Alt+PrintScreen+R (X Window Systemからキーボードの権限を奪取する)
- Alt+PrintScreen+S(ファイルシステムをSyncしてすべての書き込みを完了させる)
- Alt+PrintScreen+E(プロセスにSIGTERMシグナルを伝達終了させる)
- Alt+PrintScreen+I(終わらなかったプロセスを強制終了させる)
- Alt+PrintScreen+U(ファイルシステムを読み込み専用モードへ変更するため、リマウントする)
- Alt+PrintScreen+B(再起動する)
- (一般的なキーボードではAlt+PrintScreenがSysRqとなっている)
この手段はカーネルが生きている場合にのみ通用する手段となっている。なのでカーネルパニックなどに陥っていると使えない。
まとめ
このページではUbuntuでの強制終了の方法についてお伝えした。困った時には使っていただければと思う。
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