PostgreSQLはオブジェクト関係データベースと呼ばれるデータベース管理システムのひとつだ。これから、そのPostgreSQLのダウンロード及びインストール方法を紹介する。
ダウンロード
まず行なうことは、PostgreSQLの公式サイト(URL: https://www.postgresql.org/)からインストーラーのダウンロードすることだ。
公式サイトのURLを開くと次の画面が表示される。
公式サイトが表示されたら、ページの上の方にある項目の中からDownloadを選択する。
Downloadsページが表示されたら、Windowsのリンクをクリックする。
Windows installersページが表示されたら、「Download the installer」リンクをクリックする。
Download PostgreSQL画面が表示されたら、Select your versionをクリックする。
プルダウン・メニューが表示されるので最新のバージョンを選ぶ。
選択したバージョン:PostgreSQL9.6.5とOS:Windows x86-64を確認して、DOWN LOAD NOWボタンを押す。これで、インストーラーのダウンロードが始まる。
ダウンロードが終われば、ダウンロード作業は完了だ。
インストール
ダウンロードが終わると、ダウンロード・フォルダーに最新バージョンのインストーラー(OSに応じてpostgresql-9.6.5-1-windows-x64.exe)が格納される。この記事を書いている時点では、最新バージョンは9.6.5だ。
ダウンロードされたインストーラーをダブルクリックすると、インストーラーが起動される。
「Setup – PostgreSQL Welcome to the PostgreSQL Setup Wizard.」画面が表示されたら、Nextボタンを押す。
Installation Directory画面が表示されたら、PostgreSQLをインストールするディレクトリをInstallation Directoryに設定する。デフォルトのディレクトリでもよいし、独自に設定することも可能だ。
設定が終わったらNextボタンを押す。
Data Directory画面が表示されたら、データベースのデータをインストールするディレクトリをData Directoryに設定する。デフォルトのディレクトリでもよいし、独自に設定することも可能だ。
設定が終わったらNextボタンを押す。
Password画面が表示されたら、データベースのスーパーユーザ(postgres)のためのパスワードを入力する。確認のためにPasswordに続いて同じPasswordをRetype passwordにも入力する。
入力が終わったらNextボタンを押す。
Port画面が表示されたら、サーバに接続するためのポート番号をPortに入力して選択する。ポート番号5432は、PostgreSQLのデフォルト・ポート番号だ。そのポート番号があらかじめ設定されている。ここでは、このポート番号を使うことにする。
入力が終わったらNextボタンを押す。
Advanced Optionが表示されたら、Locale(ロケール)をクリックしてメニュー・リストの中から推奨されているCを選択する。
ロケールとは、国際化に対応するために文字コード、通貨や時刻の書式設定などの情報を依存する国や地域ごとまとめて指定できるように定義したものだ。ここでは、文字の並べ替えなどで問題を起こさない設定Cを選んでいる。
ロケールにCを選んだら、Nextボタンを押す。
Ready to Install画面に「 Setup is now ready to begin installing PostgreSQL on your computer.」が表示されれば、これでインストーラーのための設定データの入力は全て完了だ。
もし入力データの間違いに気づいたら、ここまでならいつでもBackボタンを押すことによって、戻って修正することができる。
正しく入力できたらNextボタンを押す。
インストールの進捗を表す画面が表示される。
Setup画面に、メッセージ:「Completing the PostgreSQL Setup Wizard」が表示されればインストールは完了だ。最後にFinishボタンを押す。
PATHの設定
WindowsのDOS窓でPostgreSQLのSQL Shell(psql.exe)を起動するためにPATHを設定する必要がある。この手順について説明しよう。
コントロールパネル画面を開き、システムとセキュリティをクリックする。
システムとセキュリティ画面が開いたら、システムをクリックする。
システム画面が開いたら、システムの詳細設定をクリックする。
システムのプロパティ画面が開いたら、環境変数ボタンを押す。
環境変数画面が表示されたら、ユーザ環境変数の変数Pathを選択して編集ボタンを押す。
ユーザ変数の編集画面が表示される。変数値に既に設定されているパスの後に「;」を付けて、PostgreSQLをインストールしたディレクトリにある実行ファイル(.exe)が格納されているサブディレクトリ(\bin)を絶対パス名で追加する。ここでは、ディレクトリC:\Program Files\PostgreSQL\9.6\binを追加している。
入力が終わったら、OKボタンを押す。
環境変数の画面に戻るので、OKボタンを押す。これで、PATHの設定は終わりだ。
正しくPATHが設定されたことを確かめるために、DOS窓から
> psql --version
とコマンドを叩いて、バージョンが正しく表示されればOKだ。
これで、インストールは全て完了だ。
まとめ
このページではPostgreSQLのダウンロード及びインストールについて簡単にご紹介した。
今回、紹介したPostgreSQLの表示される画面と操作についても勉強していただきたい。
PostgreSQLのダウンロード及びインストールについて参考にしていただければと思う。
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