スキルシェアサービスとはご存知の通り、個人のスキルをお金に変えていくサービスだ。
シェアリングエコノミーという言葉が流行語と言っていいほど浸透してきているが、スキルシェアもその一種になる。スキマ時間や休みの日、副業として自分のスキルをシェアすることで収入を上乗せしていこうという訳だ。
このページでは、大企業の副業解禁が相次ぐ中、注目度合いが増してきているスキルシェアサービスについてまとめてみた。収入を上げて行きたいという方、自身のスキルを他の場所でも生かしていきたいと思っている方は参考にしていただければと思う。
※ 前半はエンジニア向けのサービスを中心まとめている
目次
スキルシェアサービスの全体像(カオスマップ)
カオスマップとはその市場にいるサービスの一覧をわかりやすくまとめたものだ。あなたが関心あるサービスを手っ取り早く見つけたいなら、まずカオスマップを確認するとわかりやすいだろう。
カオスマップ
スキルシェアサービスのカオスマップをご紹介しよう。見ての通り、細かいが、クリックをすると拡大する。
スキルシェア?というサービスもまとめているが、一通りピックアップしてみた。
特に今回まとめた22個を分類するとこのような形になる。特にスキルシェアらしいサービスをまとめている。
スキルシェアサービス22選
それではスキルシェアサービスを22個、まとめてご紹介していこう。
リスキル
初っ端が、自社サービスで恐縮だがサクッとだけ紹介させてほしい。
サービスサイト:社員研修ならリスキル
リスキルは社員研修サービスだ。500種類以上の研修があり、それぞれサイト上ですぐに見積もりを取れるようになっており、明瞭価格で研修を実施できる。
講師は研修専門で活動している講師他、スキルシェアの副業として活動している講師が多い。有給などを活用すれば講師登壇ができそうだという人にはおすすめのサービスだ。
ストアカ
サービスURL:https://www.street-academy.com/
CtoCの学習プラットフォームサービスだ。22000以上の講座数があり、ハンドメイドやフィットネスなど、様々な講座が展開されている。
サイトを開くとすぐ時間、場所、キーワードを入れて簡単に自分の興味のある講座を見つけることができるようになっている。
講師向けには、ワークショップや交流会、イベントスペースの紹介も行われているため、自身のスキルや趣味を生かして講師をしたいという方に向いたサービスだろう。
MENTA
サービスURL:https://menta.work/
自分の得意なことを月額制で教えることができるサービス。メンターは料金を月額1,000円~100,000円で自由に決めることができる。
教わりたい人は好きなメンターを選び、契約した月の間何度でもメンターに相談をすることができる。
月額制のため受講してくれる方が増えれば安定収入が得られるストックモデルになるサービスだ。
ビザスク
サービスURL:https://service.visasq.com/
スポットコンサルティングのシェアリングサービスだ。専門家をピックアップし、コンサルティングをお願いすることができる。アドバイザーとのメッセージのやりとりは無料なので、気になる点は直接連絡して、アドバイザーを選ぶことができる。
また、登録者の約70%が現役で働いている点は大きな特徴であろう。コンサル料金としては、1時間あたり1.5万円程度が平均のようで、あなたがコンサルを行った場合、手数料を引いて1時間で1万円の収入になる。
TIME TICKET
サービスURL:https://www.timeticket.jp/
自分の得意なことや経験を話す「時間」をチケットにしてシェアをするサービスだ。1時間あたり3000円~30000円でゲストは販売者の時間を購入することができる。
カテゴリや価格、エリアなどで検索することができる。個人の信頼を保証するために利用するためにはFacebookのアカウントが必要だ。
Coconala
サービスURL:https://coconala.com/
「経験・知識・スキル」をオンライン上で1回500円から出品でき、誰でもサービスを購入することができる。占いや似顔絵など、趣味に関するものから、ビジネスに関するものまで、扱っているカテゴリが幅広いのが特徴として挙げられるだろう。
キャリアカウンセリングやメンタルサポートなどビジネスよりではないサービスが特に面白い。もともとは500円のみのスキルシェアを展開していたが、今はその成約がなくなり、単価が向上している。
クラウドワークス
サービスURL:https://crowdworks.jp/
クラウドソーシングの代表的サービスのひとつがクラウドワークスだ。ユーザー数 約216万人、仕事依頼数 約203万件と日本最大級の実績を誇る。
仕事の内容は、スキマ時間に受けられるものから、それで生計を立てようとする人向けの内容など様々だ。記事のライティングやホームページ制作・プログラミングなどスキルが必要なものから、事務作業のようなものまで依頼がある。
基本的にオンライン完結の仕事であれば、なんでも請け負うことができるサービスになる。
ランサーズ
サービスURL:https://www.lancers.jp/
クラウドワークスと並び有名所のクラウドソーシングと言えば、ランサーズだ。依頼件数約210万件、依頼総額約2135億円の日本最大級の規模を誇る。
仕事を受けるランサーが多数登録しており、企業や個人からの案件を受けることができる。多くは企業向けの発注で、ライティングやプログラミングなどスキル系の仕事が目立つ。
キッズライン
サービスURL:https://kidsline.me/
キッズラインはベビーシッターのスキルシェアサービスだ。お願いするベビーシッターを自分の目で選んで依頼することができるサービスになっている。
ベビーシッターと直接やりとりするので、気になる点などは事前に伝えておくことができることが特徴のひとつだ。1500円/1時間程度でベビーシッターをお願いできる。
ベビーシッターに登録すれば週に1回からでも就業可能なので、フルタイムでは働けないが子どもと関わる仕事をしたいという方に向いているサービスと言えるだろう。
タスカジ
サービスURL:https://taskaji.jp/
経験豊富なハウスキーパーと家事を依頼したい方をつなぐスキルシェアサービスがタスカジだ。家事代行の業者を介さずハウスキーパーと直接やりとりができるので、家庭の状況や要望に細かく対応することができる。
依頼・注文は3時間単位で、1時間1500円からと業界最安値水準で利用できる。リピート率が高いため、家事スキルを効果的に収入に変えるなら押さえておきたいサービスだ。
tadaku
サービスURL:https://harumari.tokyo/spot/26592/
HarumariTOKYOはtadakuというなかなか珍しいサービスを展開している。日本在住の外国人に料理を教えてもらう料理教室サービスだ。
50カ国以上の料理の中から選ぶことができ、金額は1回平均5000円程度。先生になるには事前に審査をうける必要があるので、安心感がある。
このページを見ていて、外国人講師側として活躍する人はなかなかいないだろうが、面白いサービスなので紹介してみた。
nutte
サービスURL:https://nutte.jp
nutteは1500人以上いる縫製のプロ職人に作って欲しいものを依頼することができるサービスだ。依頼表をつくり、職人を選び、生地などの相談をしながらオリジナルのアイテムを作ってもらうことができる。
サイト内でのやりとりになるので、安全に取り引きをすることができる。
SKIMA
サービスURL:https://skima.jp/
デザインやイラストの出品、購入ができるサービスがSKIMAだ。3000円〜10000円程度でスキルの販売ができる。出品されているものは、イラスト・キャラクター・文章・占いがメインだ。
購入者がリクエストをしたものにクリエイターが提案をすることもできる。
ゼヒトモ
サービスURL:https://www.zehitomo.com/
依頼内容を登録すると、様々なプロから提案を受けられ、その中から条件に合ったプロを選んでサービスを受けることができる。
仲介手数料等を一切とらないため、報酬の支払いは購入者からプロへ直接行う。
プロは応募料を最初に支払うことで報酬を全額受け取ることができ、獲得した顧客とZehitomoを介さずに自由に取り引きができることが特徴だ。
Taimee
サービスURL:https://taimee.co.jp/
空いている時間に働きたいと考える人が、働きたい場所と時間を指定し、その時間に働き手がほしい企業をマッチングさせるサービスがTaimeeだ。
働き手は、面接等をせずに好きなところで即日働けて、給料も即日もらえるのが特徴になる。空き時間ができたときに試してみたいサービスのひとつだ。
助太刀
サービスURL:https://suke-dachi.jp/
助太刀は、人手不足の建設現場と働きたい職人をマッチングさせるサービスだ。
アプリをインストールし、職種と居住地を設定すると、条件にあった求人の情報を見ることができる。建設現場では人手不足が問題のひとつになっており、助太刀はその支援をしているマッチングサービスになる。
職人は、仕事したのち、給料を即日受け取ることができる。
gengo
サービスURL:https://gengo.com/ja/
文字起こしや翻訳など言語に関する様々なニーズに、Gengoのトランスレーターが応えてくれるサービスだ。翻訳のマッチングサービスと言える。
トランスレーターになるには、選択と筆記のテストに合格する必要がある。利用料金は言語によって異なる。また、法人からの案件にも対応しており、有名企業からの依頼も多い。
Crowd Care
サービスURL:https://www.crowdcare.jp/
訪問介護を利用したい人と介護・生活援助スタッフ(ヘルパー)のマッチングサービス。介護保険で対応しきれないサービスについても対応できる。
ヘルパーの時給は1500~2000円で無資格でも登録できるのが特徴だ。
LEBER
サービスURL:https://www.leber.jp/
LEBERは調子が悪いときに、病院に行かずに医師に相談できるサービスだ。ドクターシェアリングを銘打っている。
24時間365日いつでもチャット形式の問診に答えていくことで、病院へ行かずに医師から回答をもらうことができる。
また、医師からの回答内容に沿って、近くの病院やドラッグストアへの案内も行われる。利用料金は、医師の質と回答速度によって異なるというサービスだ。
cotree
サービスURL:https://cotree.jp/
最初に22の質問に答えて、自分にあったカウンセラーとマッチングをし、カウンセラーとのメッセージのやり取りやビデオや電話でカウンセリングを受けることができるサービスがcotreeになる。
ビデオ・電話でのカウンセリングは1回45分で4000円~になっている。カウンセラーは都合の良い日程を登録し、予約が入ったらカウンセリングを実施し、その回数によって報酬を受け取ることができる。
登録カウンセラーは審査が義務付けられているため、安心感がある。
workshift
サービスURL:https://workshift-sol.com
専門のスキルを持つフリーランスに仕事の依頼をすることができるサービスだ。
登録しているフリーランスは75000人以上でそのうち約90%は海外居住になっている。計200カ国以上から登録をされているフリーランス数は圧巻だ。
OurPhoto
サービスURL:https://our-photo.co/
写真を撮りたいフォトグラファーとプロに写真をとってほしい人をマッチングさせるサービスだ。店舗や衣装がないため、リーズナブルな価格で利用することができる。
フォトグラファーは事前に撮影可能な場所と時間を登録し、予約が入り、撮影をした件数ごとに報酬をもらうことができる。
まとめ
このページではスキルシェアの全体像と実際のサービスについてまとめてきた。いかがだっただろうか?
興味が出たサービスがあったなら、ぜひ一度登録して実際にスキルをシェアしてみると世界が広がるはずだ。参考にしてほしい。
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