3分間で人に説明できるようになるUnixとLinuxの違い

UnixとLinuxの違い
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UnixもLinuxもどちらもコンピュータの土台となっているOSだ。両方のイメージが重なっている人も多いのではないだろうか? 

どちらか一方使ったことがあればともかく、普通はどちらも「よくわからないけどエンジニアが使っていそうな何か」くらいのイメージになってしまっていると思う。

Linuxがこれだけ普及している現在、ITに関わっているのであればこれくらいの知識は持っておくと便利だろう。きっと知識として使える機会もある。

UnixとLinuxは親戚と言っていい。ただし、血のつながりはない。このページではUnixとLinuxの違いについて初心者の方にわかりやすく解説する。短い時間でわかるように、なるべく簡単に説明した。参考にしてほしい。

そもそもUnixとLinuxとは?

UnixとLinuxの違いを説明する前に、それぞれの特徴を少し見ておこう。

Unix

unix

UnixはOSの一種で、現存する中でもっとも古いOSのひとつだ。古いだけあって、色々なOSの土台になったOSである。特徴としては安全性が高く、また余計な機能が少ないので軽いことがあげられる。また、安いのも特徴だろう。

基本的には次のようなコマンド画面で操作する。

unix操作画面

この黒い画面が、なんとなくのUnixのイメージだという人が多い。これはMacOSのコマンド画面だが、実はMacOSもUnixから派生したOSだ。

古いが、今でも独自の進化を遂げて、企業内や商品に使われ続けている。カーナビや携帯電話などにも使われているOSだ。

Linux

linux

LinuxもOSで、こちらも色々なところで使われている。同じく黒画面で操作すると思っていい。実際には、Windowsなどと同じように、マウスで操作する画面も使えるが、とりあえずわかりやすいイメージを持っておこう。

Linux操作画面

こちらも安定的に動いて、費用がかからないというのが特徴だ。Linuxも色々なところで使われていて、例えばAndoridのスマートフォンはLinuxだ。

UnixとLinuxはとても似ている

見ていただいた通り、UnixとLinuxはとても似ている。

  • 安定性が高くて
  • マイナーなイメージがあって
  • 黒い画面でキーボードだけ操作して
  • 費用面でも優遇がある(Linuxは無料。Unixは高くなってはきてしまっているが)
  • 企業で使われていることが多い

その通り、とても似ている。

なぜなら、LinuxはもともとUnixを参考にして作られているからだ。ストーリーの方が人の頭には残りやすいため、歴史を大雑把に振り返ろう。

UnixとLinuxの歴史

Unixの誕生

Unixは1969年にアメリカのベル研究所で開発された。当時OSという考え方そのものがとても新しかった。WindowsもMacOSもなかった。

もともとMulticsというOSをベル研究所では作っていたのだが、作ってみたら重くて使えない。今みたいな高性能コンピュータはないので、全然使い物にならなかった。

「仕方ない。ゼロから作り直すか・・・」

その失敗の反省を生かして作られたのがUNICSというOSだ。ご存知の通り、Multi(マルチ)とは色々な分野とか多くなどを意味する。反対にUni(ユニ)というのは単一を意味する。ユニフォームなどがわかりやすいだろう。Multiを反省してUniにした訳だ。

UNICSは名前の通り、軽くて機能も少なくて使い易いOSだった。このUNICSが後々名前を変えて、Unixとなったという経緯がある。

このUnix、理由があって作り方のレシピを世界中に公開していた。高級レストランや老舗日本料理やなどを想像すればわかると思うが、その秘伝のレシピや秘伝のタレの作り方が無料で手に入るなんてことはあり得ない。

結果として、爆発的に人気が出た。

「自宅であの店の料理作って食べてみよう!」と同じように、「Unix使って、色々やろうぜ!」という流れになった。

また、そのうち「このレシピ、うちのレストランでも商品として提供しよう!」と同じように、「Unix使って商売しようぜ!」という流れになっていった。

(もはや秘伝ではないが)秘伝のレシピを作った側は当然面白くない。お金も入って来ないし、たくさん色々な種類のUnixが出てきて収拾もつかなくなった。

「それだったら、色々と制限かけさせてもらって、少しはお金払ってもらうよ」となりUnixはライセンス契約という形になっていった。

Linuxの誕生

ライセンス契約という言葉の響きでわかる通り、縛りがきつくなっていく。それにつれて、「Unix面倒臭い・・・」という気持ちがエンジニアたちの中で出てきた。

そこで登場したのがLinuxだ。

リーナス・トーバルズというフィンランドの天才大学生が発明したLinuxはUnixを真似て独自に開発したものだった。Linusが作ったUnixライクなOSということで、Linuxだ。

見た目や機能はUnixに似ているが、中身はリーナスのオリジナルだ。

「レシピと同じじゃない方法で、同じ感じの料理が作れたよ」とそんな感じだ。同じ方法ではないので、著作権には引っかからない。

また、リーナスはこのコードを無料で公開し、「気にせず、自由に使ってくれ」と公開した。世界中のエンジニアたちは熱狂した。熱狂するだけではなく、そのレシピを最高のものにするため、力を合わせて改良していった。

そうして高性能OSであるLinuxが誕生し、驚くほどの勢いで市場に広がっていった。

これがUnixとLinuxの大雑把な歴史の流れだ。なんとなくお分かりになっただろうか?

UnixとLinuxの違い

歴史を説明したので大体わかったと思うが、LinuxはUnixを参考にしてできたものだ。ゼロから作っているため、Unixと子孫という訳ではなく、血のつながりはない。しかし、親戚ではあるというような距離感だ。

UnixとLinuxのもっとも大きな違いは、その形態にある。

  • Unixは企業が開発して、知的財産権が企業に属している(Unixという名前を使わなければ無料でも使える)

  • Linuxはオープンソースでとにかく無料だし改変も配布も自由だ

これが大きな違いとなっている。

結論的には、親戚関係でライセンスのあり方が違うとだけ覚えておけばいいだろう。身も蓋も内が、これだけの理解でまずは構わない。

まとめ

このページでは、歴史とともにUnixとLinuxの違いを説明してきた。ストーリーを覚えておくと、忘れにくく、人に話せる場面も増える。

UNIXは引き続き企業のサーバーに使われ続けている。Linuxはオープンソースの代表格となり、今でも多数のエンジニアがボランティアで開発を進めている。

どちらも利用され続けているOSで、すぐになくなるということもまずない。特にLinuxは企業案件での利用が急激進んでいる。

UnixとLinuxの詳細を知らなくとも、違うものだという認識を持っているだけで違うはずだ。ぜひこのページを参考に、UnixとLinuxの違いを説明できるようになって頂ければと思う。

Linuxの歴史は省略したが、下記で詳しく説明している。こちらもご参考に。

【初心者向け】Linuxの歴史解説! OS誕生からLINUXへ

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このページの続きや関連ページは下記から一覧で確認できる。

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コメント

  1. rtfm より:

    期待していたのと全然違った。

    1. lastaff より:

      閲覧いただきありがとうございます。

      どのような内容をまとめて欲しい等ありましたら、ぜひご返信ください。別の記事でまとめさせていただきます。

  2. las より:

    一番大事ななぜ優れて安定してるかがすっぽ抜けてます…

  3. ゆい より:

    わかりやすい説明ありがとうごぞいます、とても分かりやすかったです!
    類似した記事は両者の技術的な側面の違いにフォーカスするものが多く、肝心のなぜ似たようなのが二つあるのか?という点が省略されたりして頭に入ってこなかったので、助かりました。

    1. リナックスアカデミー より:

      嬉しいコメントありがとうございます。引き続きご拝読のほどよろしくお願いします。

  4. パタパタ より:

    3分間で人に説明出来るアウトラインが判りました。
    素人にはこれだけの情報があれば十分です。
    ありがとうございました

    1. リナックスアカデミー より:

      ご拝読、また嬉しいコメントをありがとうございます。

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