1分理解!Javaのメソッド(関数)定義の仕方

javaのメソッド定義
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Javaにはもちろん既存で使えるメソッド(関数)もあるが、作る場合にはまず宣言をする必要がある。

このページではJavaでの関数の宣言についてご紹介しよう。

Javaメソッドの定義の仕方

メソッドの定義とは、要するに道具を作ることだ。定義に従えば何度でもその道具(メソッド)を呼び出すことができる。

書き方は次のようになる。

例えば、次のようになる。

それでは定義で使われている言葉の説明をしていこう。

メソッド名

メソッドに付けられた名前である。メソッドを呼び出すときは、この名前を用いてメソッドの呼び出しを行う。

引数

引数は、関数に入力する値だと思うとわかりやすいだろう。

数字を入れると「+2されて返ってくる」道具(メソッド)addがあるとすると、add(1)とすれば3と返ってくる。

引数が二つ以上ある場合は、カンマで区切られる。引数がないメソッドももちろんOKだ。

戻り値の型

メソッドの戻す値の型を宣言する。もし、メソッドに戻す値がない場合は、キーワード:voidを使う。

修飾子

修飾子:public protected private abstract static finalなどの中から選んで宣言する。この項目は、省略可能である。また詳しく別の場所で説明する。

return 式

制御をメソッドの呼び出し元に戻す。プログラムを実行中にreturn命令に出会ったら処理を中断して、呼び出されたところに戻る。このとき、returnするものを指定しておくと値を返してくれる。多くの場合は、何らかの値を返すだろう。

引数と戻り値があるメソッドのサンプルプログラム

それでは実際にサンプルプログラムで、メソッドの定義を確認してみよう。

このプログラムは、健康の指標となるBMI値を計算するプログラムだ。体重計には、身長を入力しておくと、このBMI値を表示してくれるものがあるので、計ったことがあるかもしれない。プログラムを見ると、BMI値を求めるためのメソッド:calculateBmiが定義されている。メソッドの引数に身長と体重を渡すと、戻り値に計算されたBMI値が戻される。

実行結果

サンプルプログラムの説明

それでは簡単にプログラムの解説をしてゆこう。

  • [1] クラス名:メソッドを使ったBMI値の計算
  • [2] 変数heightを宣言して、0を代入する。
  • [3] 変数weightを宣言して、0を代入する。
  • [4] メソッドcalculateBmiを呼び出す。
  • [5] bmi値を表示する。
  • [6] メソッドcalculateBmiの定義をする。
  • [7] bmiにBMI値の計算:体重÷(身長 X 身長)の結果を代入する。
  • [8] bmi値を戻す。

なぜメソッドを定義するのか

プログラムは、メソッドを使わなくても書くことができる。ただ、ほとんど必ずプログラムにはメソッドが使われる。

なぜメソッドを使うのかというと、プログラムを分かりやすくし、他のプログラム、他のプログラマーが使えるようにするためだ。例えば、次のプログラムを見てほしい。main()の中のコードだけを見て、このプログラムは何をしているかすぐ分かるだろうか。

おそらく、ほとんどの人にはこのコードが何をしているのか分からないだろう。それで、操作の内容がよく分かる名前を付けたメソッドを定義して、必要なコードだけをまとめておく。そうすれば、だれでも使いやすい。

引数も戻り値もないメソッドのサンプルプログラム

メソッドに、いつでも引数や戻り値を定義する必要はない。必要ないときは、書かなくてよいのだ。

このプログラムでは、「Hello World!」を表示するメソッドを定義して、そのプログラムを呼び出している。このメソッド定義には、引数も、戻り値もない。非常にシンプルなメソッドだ。

  • 引数がない → printHelloWorld( )の( )中に何も定義されていない。
  • 戻り値がない → returnがない。

実行結果

サンプルプログラムの説明

それでは簡単にプログラムの解説をしてゆこう。

  • [1] クラス名SimpleMethod
  • [2] メソッドprintHelloWorldを呼び出す
  • [3] メソッドprintHelloWorldを定義する
  • [4] Hello Worldを表示する

まとめ

このページではJavaメソッドの定義方法についてお伝えした。

はじめはよくわからない部分が多いと思うが、だんだん慣れて行くはずだ。とりあえず簡単なものから作成して動かしてみていただきたい。

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