【目的別】初心者におすすめのLinuxディストリビューション7選

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linux distribution

Linux初心者が、「概要はなんとなくわかった。では、早速Linuxを使ってみよう!」そう思ったとき、はじめに当たる難問は「どのディストリビューションを使えばいいのか?」だろう。

ディストリビューションとはLinuxの種類のことだ。Linuxはオープンソースということもあり、色々な種類のLinuxに分岐していった経緯がある。

このページでは初心者におすすめのLinuxディストリビューションを7つまとめている。2種類の目的に分けたので、どちらを優先させるかをまずは考えてほしい。

ディストリビューションを選ぶ際の参考にして頂ければ幸いだ。

Linuxディストリビューションについて前提知識

そもそもLinuxのディストリビューションとは?

ディストリビューションは英語でDistributionで、分布や流通を意味している。

もともとUnixを参考に作られたLinuxはオープンソース(コードの中が自由に見れる)ソフトとして広まった。そのため、多くの人が自分Linuxを作り出した。GoogleのAndroidなども自分Linuxの一つだ。

たくさん種類はあるが、やはり主流となっているグループはある。それが「Red Hat系」「Debian系」「Slackware系」の3種類になる。名前と特徴だけ覚えておこう。

主要ディストリビューション RedHat系

Linux界隈では有名なRedHat社が開発している有償のディストリビューションだ。有償ということもあって、わかりやすく「仕事」というイメージが付いている。

有償版だけではない。RedHat系のLinuxには無償版もある。CentOSとFedoraがそれに当たる。CentOSはサーバーで活躍しているOSだ。

仕事という場面で使うなら、RedHat系を抑えておきたい。

主要ディストリビューション Debian系

Debianはボランティアが中心になって開発を進めているディストリビューションだ。ユーザフレンドリーな考え方があって、色々な点で親切になっている。

DebianについてはこちらのURLを見て欲しい。

Debianの宣言が載っているが、それが素敵だ。

1. Debian は 100% フリーソフトウェアであり続けます
2. 私たちはフリーソフトウェアコミュニティにお返しをします
3. 私たちは問題を隠しません
4. 私たちはユーザとフリーソフトウェアを大切にします
5. 私たちのフリーソフトウェア基準に合致しない著作物について

とてもLinuxらしいLinuxだ。ここから派生して、後ほど出てくるUbuntuやLinux mintなどができている。

主要ディストリビューション Slackware系

率直に言って使うのが難しいディストリビューションだ。当然この後ご紹介していく「初心者にオススメのディストリビューション」にも入って来ない。

難しいが主要ディストリビューションになっているだけあって、使うメリットも多々ある。もう出てこないので、ここで軽く説明しておこう。

安定性が高い

極めて安定性が高い。もっとも固いディストリビューションの評価を受け続けている。

セキュリティ

セキュリティも固い。バグやセキュリティが少ないディストリビューションだ。

速い

高速に運用できるという評価も多い。

 

設定は難しいが、優秀なLinuxだということがわかる。しかし、玄人的なエンジニアが減ってきたため若干下火の傾向にあるのは残念だ。ただ、Linuxディストリビューションの人気は流動的になので、また流行するタイミングもあるはずだ。

これらの3つの系統は認識しておこう。Linuxを使う上で役立つことが必ずある。

初心者におすすめのLinuxディストリビューション

それでは早速初心者の方におすすめしたいディストリビューションを紹介していこう。

その前に、、、

おすすめのLinuxディストリビューションを紹介する前に、まず大前提として考えることがある。「Linuxを使って何をしたいか」だ。そのLinuxで何がしたいかを決めれば選択肢はぐっと狭まってくる。

だから何をしたいかをはじめに決めてしまうといい。これまで生き残っているOSだ。それぞれに長所も短所もある。目的に沿ったOSを選択するのがベストだ。

Linuxには大きく分けて2種類の使い方がある。

それぞれで分けてディストリビューションを紹介していく。

【目的】普通のパソコンとして使いたい

普通のパソコンとしてLinuxを使いたい方には、さすがにユーザーフレンドリーを標榜しているだけあってDebian系がオススメになってくる。

Linuxは軽く、古いPCでもサクサク動かせることができる。どこかに眠っているパソコンがあれば、とりあえずインストールしてみよう。

おすすめLinuxその1 Ubuntu

ubuntu

系統:Debian系

Ubuntuは普通のパソコンとして使うとき、一番はじめに上がるLinuxだ。ユーザフレンドリーなLinuxを標榜している。Ubuntuという言葉自体が、「他者への思いやり」を意味している。

シンプルなデスクトップ画面が特長のひとつだ。インストールするとすぐに使え、オープンオフィスなどもすでに入っている。これほど親切なLinuxディストリビューションはそうない。

日本語での説明も充実していて、フォーラムも初心者に優しい。

また、一般的にオープンソースのシステムで心配なのは、その組織の安定性だ。資金が生まれていない団体だと、ふとしたことで潰れてしまうことがある。しかし、Ubuntuは資金面でも十分に蓄えており、将来にわたって無償で提供をしていくと宣言している男前なOSだ。

画面は独自で、慣れるまで若干使いにくいところもあるが、Windowsと遜色なく使える。また、デザイン的にも美しい。賛否両論あるUIで、このUIが気に食わずにUbuntuから離れてしまったユーザもいるが、引き続き人気のLinuxディストリビューションだ。

検索をすると情報が豊富にあることから、初心者であればとりあえずUbuntuという選択肢は間違っていない。オススメのディストリビューションだ。

日本語の環境もまったく問題ないが、色々と機能が付随してきて徐々に遅くなっている。

ubuntu_desktop

https://www.ubuntulinux.jp/home

おすすめLinuxその2 Linux mint

Linux mint

系統:Debian系

Ubuntuから派生したディストリビューションで、元祖の人気を食ってしまうほど人気が出ている。600万ほどのユーザーがいると言われている。Windows、MacOS、Ubuntuに続いて4番目に広く使われているパソコン用OSになっている。

難しい設定が不要で、簡単に使えることが特長だ。一昔前のLinuxの「後は頑張れ」感とは違い、非常に使いやすい出来になっている。

洗練されていて、使いやすいOSというのが特長で、MicrosoftOfficeに似た機能を持ったOfficeアプリケーションも付随している。MicrosoftOffice2003に似せた画面で、MicrosoftOffile2010にも対応しているところは素敵だ。画像編集ソフトのGIMPなどももちろん使える。

linux mint office

ユーザフレンドリーで今一番熱いOSのひとつだろう。

日本語は多少あれなところもあるが、サイトは日本語であるのでそこから情報を入手できる。

linux mint display

http://linuxmint-jp.net/

おすすめLinuxその3 elementaryOS

elementaryOS

系統:Debian系

elementaryOSは、ubuntu派生のOSだ。画面を見て頂ければわかるのだが、MacのPCをリスペクト(模倣)した画面デザインになっている。

下記のようにダウンロード時に価格を入力する部分があるが、カスタムをクリックして「0」を入力すると無料でダウンロードできる。気に入ったら感謝を込めて寄付をしよう。

elementaryOS購入

動作は軽い。それでいてデザインは美しい。日本語には対応している。Macユーザは違和感なく使えるだろう。拘りの強いOSだが、それも含めてファンがいるOSだ。

elementaryOS display

https://elementary.io/

おすすめLinuxその4 ZorinOS

ZorinOS

系統:Debian系

こちらもUbuntuベースのOSだ。elementaryOSがMac風だとすると、Windows風のディストリビューションだ。(Mac風にもできる)

UbuntuのUIがどうしても好きになれなければ使ってみてもいいOSだろう。55カ国語に対応していて、日本語表示も問題なくできる。Lite版もあって、そちらはとても軽い。

Windows風

ZorinOS display win

Mac風

ZorinOS display mac

http://zorinos.com/

おすすめLinuxその5 Fedora

Fedora

系統:RedHat系

RedHat系でもひとつご紹介しておこう。FedoraというOSは非常にアグレッシブなディストリビューションだ。最新の技術をどんどん取り組むディストリビューションとして知られている。ある意味、RedHatの実験台のようなOSだ。それ故の面白さがある。

もちろんサーバーにも利用できるが、そのアグレッシブさから企業での導入は怖い部分がある。

fedora display

https://getfedora.org/ja/

【目的】企業で仕事として利用したい

おすすめLinuxその6 CentOS

centOS

系統:RedHat系

CentOSはRedHatLinuxのクローンOSだ。クローンOSとはその名の通りほぼ同じOSだと思えばいい。RedHatLinuxの有償部分を取り除いたもので、安定的に使えるOSだ。企業のサーバーとして使われることが多い。

仕事に使うためにLinuxを覚えたいという人や、Linuxエンジニアになりたいという人にはオススメのOSだ。Web系サービスで使われているOSでいうと、Ubuntu、Debian、CentOSの3つがダントツのシェアになっている。日本語も問題ない。

ユーザ画面も洗練されてきているが、画面操作というよりも基本的にコマンドラインで使うために使った方がいいだろう。

centos display

CentOSのインストール方法は下記で詳しく解説している。

https://www.centos.org/

おすすめLinuxその7 Debian

debian

系統:Debianそのもの

DebianはUbuntuの元となったディストリビューションであり、未だ人気は健在である。

上でも紹介したが、世界中の有志が集まって作り上げた、質の高いOSになっている。オープンソースの精神を強く持ったOSだ。

日本語対応も問題なく、サーバーを建てる勉強がしたいのであれば、ファーストチョイスとして、debianかcentOSがいいだろう。

情報も豊富だ。日本語で検索しても解決策がすぐに見つかるだろう。

debian display

http://www.debian.or.jp/

まとめ

このページでは初心者におすすめするLinuxディトリビューションについてまとめた。

パソコンで利用するのであれば、Ubuntu系から選ぶことをオススメする。CentOSやFedoraも使えないことはないが、使いやすさの観点からUbuntuやLinux mintを選ぶのがいいだろう。

仕事として利用したいなら、CentOSかDibianにトライしてほしい。

もちろんいずれのOSを選んでも初期の段階では大きくは変わらない。自分が気に入ったものを選んでLinuxの勉強を進める方が優先だ。

ぜひ、お気に入りのOSを選んでLinuxの基本操作にチャレンジしてみてほしい。

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