dateは現在の日時を表示したり設定したりするコマンドだ。
このページではdateコマンドの使い方をまとめている。まとめているとは言っても、使い方はとても簡単だ。
目次
dateコマンドの基本
dateコマンドは、日時を表示する、日時を設定するという2種類の方法がある。
日付を設定すると、コンピュータシステム全体に影響するので管理者権限でなければ設定できない。
管理者ユーザーで設定するようにしよう。
日時を表示する
日時を表示する使い方は、次のとおりだ。
$ date
日時が表示された。
日時を設定する
日時を表示する使い方は、次のとおりだ。
設定日時は、2ケタの月、2ケタの日、24時間表記の2ケタの時、2ケタの分、4ケタの西暦年という入力になる。
$ date 設定日時
コンピュータの日付を2020年1月31日午前9:30に設定する場合は、次のコマンドだ。
$ date 013109302020
コンピュータの日付が2020年1月31日午前9:30に設定された。
dateコマンドのオプション
-uオプション(--utcオプション): 時刻をUTC(世界標準時)で扱う
オプションはあまりないが、-uオプションでUTC(世界標準時)で表示することができる。書式は次のとおりだ。
$ date -u
UTC(世界標準時)で表示された。
date関連コマンド
最後にdateコマンドに関連して、基本的な日付操作のコマンドも紹介しておく
calコマンド
カレンダーを表示する。
まとめ
今回は、dateコマンドを使った日付の表示の方法および設定の方法を解説した。
コンピュータは日時が合っていないと、メールの送信着信日付が変わったり、ファイルの作成時刻が変わったり、履歴やバックアップ作業に影響が出る。
またこのコンピュータに接続されている他のコンピュータの動作にも影響が出るときもある。
1分以上のずれが生じた場合を目安に設定していこう。
また、コマンドではないのだが、システムによってはWeb上の時刻情報から自動的に時刻が合うような仕組みになっている場合もあるので、積極的に活用しよう。