初心者でも2分でわかる!Javaの三項演算子の使い方

javaの三項演算子
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三項演算子という言葉をご存知だろうか?

エンジニアによって好みは分かれるが、数行のプログラムが1行で書け、便利な書き方になっている。if文を書かずとも、条件分岐をさせられる書き方で、使い方も簡単だ。

このページではJavaの三項演算子について使い方をお伝えする。参考にしてほしい。

三項演算子の使い方

Javaの三項演算子は、3つのオペランド(数字とか変数とか)を持つ演算子だ。最初のオペランドは、条件となる式である。あとの二つは、条件から選ばれる二つの式である。条件と選ばれる式の関係は次のようになる。

  • オペランド1がtrueならば、オペランド2が生み出した値を演算結果に代入する。
  • オペランド1がfalseならば、オペランド3が生み出した値を演算結果に代入する。

この三項演算子を用いると、条件とそれに対応した式をコンパクトに書くことができる。ただし、条件に応じて選ばれるふたつの式の型に注意が必要である。この点はJava言語仕様に詳しく書かれている。

書き方の基本は簡単だ。

演算結果 = オペランド1 ? オペランド2 : オペランド3;

例えば、xとyを比べて、xの方が大きい時はxを、yの方が大きい時はyをzに代入したいというときは次のようになる。

z = x > y ? x: y;

まだ知らない方も多いだろうが、if文で書くと、行数は跳ね上がる。それが一行でかけるので効率がいいわけだ。

三項演算子のサンプルプログラム

このサンプルプログラムは、三項演算子のオペランド1のBoolean値に応じてオペランド2とオペランド3が選択されることを示している。

さらに、オペランド3が選択されたときオペランド2の型と異なっていてもよいことも確認できるようになっている。

実行結果

サンプルプログラムの説明

それでは簡単にプログラムの解説をしてゆこう。

  • [7] integerValue3 > integerValue2 ? integerValue3 : integerValue2をresultに代入する。
  • [8] resultを表示する。
  • [9] integerValue3 < integerValue2 ? integerValue3 : integerValue2をresultに代入する。
  • [10] resultを表示する。
  • [11] integerValue3 < integerValue2 ? integerValue3 : longValue2をresultに代入する。
  • [12] resultを表示する。
  • [13] integerValue3 < integerValue2 ? integerValue3 : shortValue2をresultに代入する。
  • [14] resultを表示する。
  • [15] integerValue3 < integerValue2 ? integerValue3 : byteValue2をresultに代入する。
  • [16] resultを表示する。

三項演算子は使わない方がいい?

「三項演算子はわかりにくいから使わないように」と教わることがある。理由は直感的でないからだ。

if文でも同じことができるので、そちらを使うという方針を取っている企業もある。

しかし、定義を考えると、三項演算子はあくまでも2つの数字から1つを効率良く選ぶ方法だ。分岐処理というより、2つの数字からどちらを選ぶというときには、効率がいい。

使い道を誤らず、使っていきたい演算子だ。

まとめ

このページではJavaの三項演算子についてお伝えした。使い方と読み方は必ず覚えておこう。

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