【ゼロからわかる】Eclipseのインストールと初歩的な使い方

eclipseのインストールと使い方
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EclipseとはいわゆるIDE(統合開発環境)だ。統合開発環境というと難しく聞こえるが、テキストエディタが進化しすぎたものくらいに考えておけば最初はわかりやすい。

このページではEclipseのインストール方法と使い方についてまとめてお伝えした。参考にしていただければと思う。

Eclipseとは?

Eclipse(エクリプス/イクリプス)と1990年代にアメリカのIBM社で開発されたIDE(統合開発環境)だ。2000年代に入ってオープンソース化されるとともに、多くの開発者から支持を得て、現在でも多くの開発現場で使用されている。

EclipseはPlugin(プラグイン)と呼ばれる拡張モジュールを追加することにより、さまざまな機能を追加できることが特徴だ。

EclipseはJavaの開発で使用されることが多いが、PHPやRubyなどの言語による開発も行うことができる。

Eclipseのインストールについて

それではこれからEclipseをWindowsにインストールする方法をご紹介していこう。

WindowsのバージョンはWindows10をターゲットとするが、他のバージョンの場合の操作方法も記載している。基本的にコントロールパネルなどの表示方法といったインターフェースが異なる程度なので、ぜひ参考にしてほしい。

なお、ここで紹介している情報は2016年9月16日現在の最新情報となるので、日付が経過している場合は変更されている可能性もあるので留意してもらいたい。

また、JavaのためにEclipseを準備するのであれば先にJDKをインストールしておきたい。下記ページを参考にしてほしい。

インストール前に確認しておきたいこと

Eclipseをインストールする前に、次の2つの点を確認しておこう。

32bitか64bitか?

EclipseをインストールするPCが32bitのOSか、64ビットのOSかによってインストーラが異なるため、事前に確認が必要だ。

この情報は以下の操作でシステム情報を見ると確認できる。

[スタートメニューを右クリック]→[コントロールパネル]→[システム](Windows8,10の場合)

[スタートメニュー]→[コントロールパネル]→[システム](Windows7の場合:アイコン表示の場合)

システム環境の確認

「システムの種類」の項目に「64ビット」と表示されているので、このPCの場合は64ビットOSを使っていることが分かる。「32ビット」と表示されていれば32bitOSだ。

ちなみに、キーボードに「ウィンドウズボタン」と呼ばれるウィンドウズのアイコンのようなボタンがある場合は、[ウィンドウズボタン]+[Pauseボタン]でシステム情報が確認できるので覚えておこう。

Eclipseのダウンロードとインストール

それではEclipseのダウンロードとインストール方法を紹介しよう。

Ecliplseの入手

Eclipseの最新版は以下のURLから入手できる。

Eclipse

https://eclipse.org/downloads/

Eclipse

[DownloadPackages]をクリックしてダウンロードページに移動する。この画面のままであれば、[DOWNLOAD 64 BIT]の下のリンクだ。

ダウンロード

さまざまな種類のEclipseが表示されるが、今回は最新のEclipseインストーラからのインストールを紹介しよう。「Try the Eclipse Installer」右側にあるダウンロードリンクから、自分のPC環境にあったインストーラを選択してほしい。

最新のEclipseのバージョンは「Eclipse OXYGEN」だが、このページでは「Eclipse OXYGEN」でのインストール方法を見ていく。(少々インストールの方法は変わるが、少々程度なのでIT知識がある程度ある方はOXYGENで構わない)

neon

[DOWNLOAD]ボタンをクリックするとダウンロードが開始される。

Eclipseのインストール

eclipseのインストール

これでインストールの準備が整ったので、いよいよEclipseをインストールしよう。

まずはダウンロードしたインストーラを実行する。

インストーラー

インストーラが起動すると、どのEclipseパッケージをインストールするかを選択する画面が表示される。

今回は「Eclipse IDE for Java EE Developers」をクリックしてインストールしよう。

java ee edition

インストールフォルダなどの指定画面が表示される。

フォルダを変更する場合は「Instlation Folder」のパスを変更しよう。今回は「c:\eclipse\jee-neon」にインストールすることにした。

スタートメニューに設定する場合は「create start menu entry」をチェック、デスクトップにショートカットを設定する場合は「create desktop shortcut」をチェックする。

準備が整ったら「INSTALL」ボタンをクリックしよう。

*補足:このブログを作成している時点で、Windows10の場合、インストーラが作成したショートカットをクリックしても起動しないケースもあるので、ショートカットは後から作成した方がいいだろう。

apply now

ライセンスに関する画面が表示されるので、確認したら「Accept Now」ボタンをクリックする。

decline

インストール中にもライセンスに関する画面が表示されるので、表示されたら「Accept」をクリックしよう。

launch

この画面が表示されたらインストール完了だ。「LAUNCH」ボタンをクリックすると、Eclipseが起動するのでクリックしてみよう。

起動したら、きっと気が付くことがあるだろう。

Eclipseの日本語化

Eclipseを起動してみて気が付いたと思うが、そう、インストールしたEclipseは英語版なのである。

Eclipseの日本語化

英語に精通している場合はこのまま英語版を使うのもいいかも知れないが、やはり日本語の方が何かと便利なのは確かだ。

そこで、Eclipseの日本語化の方法もあわせて紹介しておこう。

Pleiadesの入手

Eclipseはプラグインという拡張モジュールを追加することで、さまざまな機能を追加することができることは既に話したが、Eclipseを日本語化するのが「Pleiades」というプラグインだ。

MergeDoc Project

http://mergedoc.osdn.jp/

preades

このプラグインはMergeDoc Projectにより配布されており、Eclipse本体だけでなく、他のさまざまなプラグインも日本語化してくれる。

HPを少し下にスクロールしたあたりにある「Pleiades プラグイン・ダウンロード」から「最新版」をクリックする。

最新版

するとこのようにサーバーに格納されているファイルが表示されるので「pleiades.zip」をクリックしてダウンロードしよう。ダウンロードが終了したら、ダウンロードしたzipファイルを任意の場所に解凍してほしい。

これが解凍したフォルダ構成だ。このうち、「plugins」と「features」フォルダを先ほどインストールしたeclipseのフォルダに上書きコピーしよう。先ほどインストールした例だと、コピー先は「C:\eclipse\jee-neon\eclipse」となる。

neon

これがコピー後のeclipseフォルダの構成だ。

続いてここにある「eclipse.ini」というeclipseの設定ファイルを変更する。

eclipse.ini

eclipse.iniをメモ帳などのエディタで開き、最後の行に以下の2行を追加して保存する。

これで日本語化は完了だ。

もしうまく日本語化できない場合は、pleiades.zipに同梱されていた「eclipse.exe -clean.cmd」をEclipseのインストールフォルダにコピーして実行してみよう。プラグイン情報を更新して起動するようになる。

それでも日本語化できない場合は、追加した2行が正しくコピーできているかどうか、eclipse.iniの設定内容を確認してほしい。

Eclipseを使ってみよう

それではいよいよEclipseの使い方を簡単に説明しよう。Eclipseの起動から簡単なプログラムの作成と実行まで、機能を説明しながらひととおり使ってみよう。

ワークスペース

「exlipse.exe」をダブルクリックしてEclipseを実行すると、最初に「ワークスペースとしてのディレクトリー選択」という画面が表示される。

ワークスペースとはEclipseで作成したプロジェクトを保存するフォルダのことで、任意の場所を設定することができる。

プロジェクトとはプログラムを管理する単位のことで、作成するプログラムによってワークスペースを分けるといいだろう。

ワークスペース

ワークスペースの設定を行うと、インストール後の場合は「ようこそ」ページが表示される。この画面はEclipseのメニューにある[ヘルプ(H)]→[ようこそ(W)]でいつでも表示できる。

step-34

「ようこそ」画面を閉じると、Eclipseのメイン画面が表示される。

Eclipseのメイン画面のことを「ワークベンチ」と呼び、さまざまな機能を持った複数の小さなサブウィンドウによって構成されている。

ワークベンチ

画面を簡単に分類するとこのようになる。

メニューはEclipseのメニューや開発時に使用するショートカットアイコンなどが表示される。

サブウィンドウにはプロジェクトを管理するプロジェクトエクスプローラやコンソールなど、目的別に機能がまとめられている。

エディタと書かれているウィンドウが、実際にプログラムを書き込むウィンドウとなる。

そしてこれらをまとめたものを「ワークベンチ」と呼ばれている。

ワークベンチ

画面の説明はここまでにして、まずはプロジェクトを作ってみよう。

[ファイル(F)]→[新規(N)]→[Javaプロジェクト]を選択してほしい。

[ファイル(F)]→[新規(N)]と操作しても、[Javaプロジェクト]という項目がない場合は、[その他]を選択しよう。

step-37

メニューに表示する内容は限られているため表示されないケースもあるが、[その他]を選択すると目的のプロジェクトを探して指定することができる。

プロジェクトの作成

Javaプロジェクトの作成画面が表示される。「プロジェクト名(P)」の欄にプロジェクト名を入力して「完了(F)」ボタンをクリックすればプロジェクトを作成することができる。

今回は「Sample」という名前のプロジェクトを作成した。

ワークスペース

次に、[ファイル(F)]→[新規(N)]→[パッケージ]を選択してパッケージを作ろう。

パッケージとは簡単に言えば、プログラムを分類してまとめる単位だと覚えておいてほしい。

Javaパッケージ

「sample」という名前のパッケージを作成した。Javaの規約では、パッケージ名は小文字で始まる言葉となる。

新規クラス作成

画面左のサブウィンドウに先ほど作成したプロジェクトとパッケージが表示されている。

パッケージを右クリックで選択し、[新規(W)]→[クラス]を選択してクラスを作成しよう。

step-42

新規クラスの作成画面が表示される。

ここでは「名前(M)」に「SampleClass」と設定し、「どのメソッド・スタブを作成しますか?」欄の「public static void main(Staing[] args)(V)」のチェックをオンにして作成する。「public static...」にチェックを入れておけば、Javaアプリの実行に必要な「main」メソッドが自動生成される。

コード入力

クラスを作成するとエディタにはクラスのプログラムが、プロジェクトエクスプローラなどのサブウィンドウにはプロジェクトやクラスの情報が表示され、少しずつプログラムっぽくなってきた。

エディタ

それではエディタにこのようなプログラムを書いてみよう。コンソールに文字を出力するプログラムだ。

実行

作成したプログラムをメニューの[実行(R)]→[実行(R)]から実行してみよう。

コンソール

プログラムが実行され、エディタに書いていた「Eclipseをインストール!」という文字が、サブウィンドウのコンソールに表示されている。

Eclipseではこのように、ワークベンチにあるサブウィンドウがそれぞれの役割を持っており、連携しながらプログラムを開発してゆく流れで進められることになる。

パースペクティブについて

最後にパースペクティブについて説明しておこう。パースペクティブとは「視野・視点」という意味で、パースペクティブを変更することでEclipseのワークベンチの構成が変更される。

パースペクティブ

たとえばこれはデバッグのパースペクティブのワークベンチだが、先ほどプログラミングしたワークベンチの構成とは明らかに異なっている。

パースペクティブとは文字通り「視野・視点」を変えるためのもので、デバッグのパースペクティブの場合はデバッグの目的に適したサブウィンドウやレイアウトが表示されるのだ。

アイコン

パースペクティブはEclipseワークベンチの右上にあるアイコンで切り替えることができるので覚えておこう。

まとめ

このページではEclipseのインストール方法と初歩的な部分の使い方についてお伝えしてきた。

統合開発環境と言うだけあって、Eclipseには他にも色々な機能がある。徐々に慣れると共に色々な機能を試してみていただければと思う。

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コメント

  1. ヨウ(8) より:

    最新版(eclipse\jee-oxygen)ではCドライブに直接インストールできないようになっています。

    1. リナックスアカデミー より:

      ありがとうございます。こちら近いうちに更新させていただきます。(現在はNEON推奨を追記しています)

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