「Javaって何?」という質問に対しての明確な回答は、「かなり色々なところで使われているプログラミング言語の一種」だろう。
プログラミング言語と言っても、実は何種類も種類があり、使われる場所が違う。このページでは、初心者の方でもJavaという言語がどういうものかイメージできる様に簡単に解説した。
目次
そもそもプログラミング言語って?
そもそもプログラミング言語とはコンピュータへ命令するための言語だ。
例えば、ドイツの人に仕事をお願いするときにはドイツ語で依頼をかけなければいけないだろう。それと同じ様にコンピュータに仕事をお願いするには、コンピュータ語で依頼をしないといけない。
ただし、コンピュータ語はゼロから覚えるのはかなりしんどい。というのも、コンピュータは0と1しか理解できない。電気がonになっているか、offになっているかしか理解できないのだ。
だから、コンピュータ語は010111010101000010101011111100000みたいに0と1が羅列することになる。
これを人間が理解するのは無理だ。だから、人間でもわかる言葉をまずは書いて、それをコンピュータ語に翻訳することになる。この人間でもわかる言葉が一般的にプログラミング言語と呼ばれる。
ドイツ語は無理でも、英語はわかるから、英語を書いて翻訳してドイツ語にしようというような発想だと思って欲しい。
Javaって何?
プログラミング言語は種類がたくさんある。Javaはその中の一種だ。
人気があるプログラミング言語
他にもPHPやRubyやCやC#やFortranやJavaScriptやPythonやPerlやGoやSwiftやObjective-Cや、、、といくらでもあるが、Javaはその中でも人気の言語だ。
例えばAmericaのTIOBE Software社はどのプログラミング言語が人気なのかを検索エンジンの検索数などをもとに調べているが、Javaが一位になっている。
1位 | Java |
2位 | C |
3位 | C++ |
4位 | C# |
5位 | Python |
6位 | PHP |
7位 | JavaScript |
8位 | Ruby |
9位 | Perl |
10位 | Visual Basic .NET |
11位 | Delphi/Object Pascal |
12位 | Assembly language |
13位 | Visual Basic |
14位 | Objective-C |
15位 | Swift |
なんで人気なのか?
色々と理由がある。しっかりした固めの言語で、信頼性があること。歴史があること。ユーザが多いこと。
その中でもJavaの最大の特徴は、「一度プログラムを書けばどこでも動く」と言う点だ。これは、メールに絵文字を一度書けば、そのメールを受け取った携帯電話が別のキャリアでも異なる機種でも絵文字が動くことと同じイメージだ。
Javaは一度プログラムを書けば、違う種類のコンピュータでもどこでも動く。
他のプログラミング言語は?
他のプログラミング言語は、「このプログラムはここでしか動かない!」というのが決まっている場合が多い。例えばPHPだとWebサーバーという場所以外では動かない。
また、色々なところで動かせる言語であっても、ひとつのコンピュータで作ると、別のコンピュータにそのプログラムを移動したときに動かなくなる。
これは結構不便だ。
しかし、Javaであれば、銀行の大きなコンピュータ、家庭のパソコン、携帯電話から冷蔵庫のようなものまで、どこでも動く。
どんな仕組み?
どのような仕組みかというと、「仮想マシン」というものを用意して、その上で動く様にしたのだ。
仮想マシンというと難しいので、翻訳機のようなものだと思って欲しい。各種の機械やコンピュータの言葉の違いを、仮想マシンで翻訳して、仮想マシンの上ではひとつのJavaという言語が動く仕組みになっている。
万能翻訳機がセットになったプログラミング言語だと思うといいだろう。便利!!
インターネットの波
今では、銀行の大型コンピュータから冷蔵庫まで、様々なコンピュータがインターネットに繋がっている。
このように異なる種類のコンピュータがインターネットに繋がって動くようになると、Javaはとても人気になっていった。どこでも動くからだ。
「一度プログラムを書けばどこでも動く」というJavaの特徴は、インターネットに繋がったブラウザやアプリの開発者の願いと一致した。
エンジニアたちは、ネットに繋がった様々なコンピュータのひとつで開発したプログラムが、ネット接続された別の種類のコンピュータでも、そのまま動くのを望んでいた。何度も同じプログラムを少々中身を書き換えて調整するのは相当面倒だからだ!
その結果、爆発的にJavaが普及していった。例えば、AndroidスマートフォンアプリなどはすべてJavaで書かれている。
どこで使われているか?
Javaがどこで使われているかは下記で詳しいので、こちらをご参考にして欲しい。
Javaプログラミングを書く方法は?
こちらもこのサイトで解説をしている。下記ページから順次見ていくのがいいだろう。
まとめ
「Javaって何?」という質問に対しての回答になっていただろうか?
興味が出てきたら、ぜひ勉強をしてみよう。プログラミングの基礎力がつくため、プログラミングを一番初めに勉強するのにオススメなのがJavaだ。