unaliasコマンドはaliasコマンド設定した別名を解除するLinuxコマンドだ。
このページではunaliasコマンドの基本的な使い方の解説をご説明する。aliasコマンドと共に覚えておこう。
unaliasコマンドの基本
コマンドの基本的な使い方
aliasコマンド設定した別名を解除するには次のコマンドだけだ。aliasコマンドについては下記ページで詳細をまとめている。
$ unalias登録名
例えば、cssmkで設定されたコマンドを解除するには次のコマンドだ。
$ unalias cssmk
実際にcssmkを解除してみよう。
まず、現在登録されているコマンドの別名を一覧で見てみる。
$ alias
現在、別名で登録されているコマンドとしてcssmkを実行すると、スタイルシートファイル「stylesheet.css」が作成されるコマンド、echo “h1{font-size:2em;}” > stylesheet.cssが登録されている。
なんとなくCSSをセレクトしただけなので、もちろん普通のテキストファイルでもconfigファイルでもread.meファイルでもなんでも構わない。
実際にcssmkコマンドを入力してみよう。
$ cssmk
cssmkコマンドが実行された。
動作したか確認するため、stylesheet.cssの内容を表示する。
$ cat stylesheet.css
ファイルが作成されていることが確認できた。
では、cssmkを解除してみよう。
$ unalias cssmk
cssmkコマンドが登録内容から削除された。
現在登録されているコマンドの別名を一覧で見て確認してみよう。
$ alias
cssmkの登録内容が一覧から削除されていることが確認できた。
もう一度cssmkコマンドを入力してみよう。
$ cssmk
コマンドが見つからないためエラーメッセージが表示された。
上記のコマンドを試すなら次のコマンドを実行すれば動作を確認できる。
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rm -fr work mkdir work cd work alias cssmk='echo "h1{font-size:2em;}" > stylesheet.css' alias cssmk cat stylesheet.css unalias cssmk cssmk alias |
unaliasコマンドの有効期間
unaliasは、ターミナルの画面を閉じる、ログアウト、コンピュータのシャットダウンでリセットされる。
もしも永続的に登録から削除しておきたいのであれば、viエディタなどでalias一覧を登録しているファイル~/.bashrcから削除したいコマンドを削除すればできる。
関連項目
aliasコマンド
コマンドを別名で登録または、登録されている内容を確認する。
まとめ
unaliasはaliasコマンドを使う上で、間違って登録した場合や、自分一人だけが便利に使うために登録したコマンドを解除する時に使うので、ペアで覚えておいてほしい。
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