PHPはWebアプリケーションを作るのに、最適な言語のひとつだ。
他の言語に比べて描きやすいため、初心者がはじめに学ぶプログラミング言語として人気も高い。
PHPプログラミングを書けるようになるために、まず必要な基本的な書き方をまとめたのがこのページだ。
PHPをはじめて勉強する方は参考にしてほしい。
PHPプログラミングの基本
まず、「PHPとは?」であったり「PHPって何ができるの?」という疑問をお持ちの方は下記のページを先に確認してほしい。
PHPの基本的な書き方
PHPは、Webサイトを作るHTMLという言語の中に書き込む。
だから、先にHTMLを知っておかなければいけないが、このページでは、それは知っているという前提で話を進める。
開始タグと終了タグ
まずは、PHPプログラムを書く場合に必要な「開始タグと終了タグ」についてご説明しよう。
PHPは開始タグ「 <?php」 からはじまり、終了タグ 「?>」 で終わる。開始タグと終了タグの間にPHPスクリプトのコード(命令文、プログラム)を記述する。
次のような記述になる。
<?php ここにコードを書く; ?>
改行は気にされないので、会ってもなくても。あった方がやりやすいので、基本的には「<?php」の後も、「?>」の前も改行する事が多い。
例えば次のような形だ。
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<?php ここにコードを記述する。 ?> |
HTMLに入れると次のようになる。
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<!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="utf-8"> <title>PHPの基本的な書き方</title> </head> <body> <?php ここにコードを記述する。 ?> </body> </html> |
例えば「Hello, World!」という文字列を出力するPHPスクリプトは以下のようになる。
echo "Hello, World!"
これをHTMLとPHPの中に入れてみる。
Hello Word! プログラム
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<!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="utf-8"> <title>PHPの基本的な書き方</title> </head> <body> <?php echo "Hello, World!" ?> </body> </html> |
開始タグ「 <?php」と終了タグ「?>」に「コード」が挟まれていることがわかるだろう。
出力結果
今はわからずともいいが、出力結果は次のようになる。
Hello, World!
おいおい解説をしていく。
コードの最後にはセミコロン
PHPスクリプトのコードの最後にはセミコロン「;」を記述する。
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<?php echo "Hello, World!"; ?> |
これが区切り文字になる。「;」がなければ、プログラムが続いていると思われる。
例えば「Hello, World!」を2個並べるには次のようななる。
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<?php echo "Hello, World!"; echo "Hello, World!"; ?> |
これは下記でもOKだ。
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<?php echo "Hello, World!"; echo "Hello, World"; ?> |
コードの間は半角スペース/タブ/改行で区切る
サンプルコード
次のようなプログラムコードがあったとしよう。
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<?php echo "Hello,World!";(半角スペース) echo "Hello,World!";(タブ) echo "Hello,World!";(改行) ?> |
といった具合だ。
コードの最後にセミコロン「;」、命令の間を「半角スペース」「タブ」「改行」で区切れば、どのように記述しても構わない。
そのため上のどのPHPコードも同じように「Hello, World!」という文字列を出力する。
通常は?
通例、1行のコードが長くなった場合にスクリプトを読みやすくするために改行を入れるが、HTML内でPHPスクリプトを実行する場合などは、改行を入れずにスクリプトを記述する場合が多い。
PHPで開発されているブログシステムであるWordPressのテーマ内のコードなどは改行なしのコードがよく見られる。
これは主となるHTMLコードを読みやすくするためだ。
読みやすいスクリプトは、バグを防ぐことができるので、改行、インデント、コメントを適切に使って、読みやすいスクリプトを普段から心がける必要がある。
まとめ
PHPの基本中の基本についてお伝えしてきたがいかがだっただろうか?
ここまでは難しいと思う人はほとんどいないだろう。徐々に難易度が上がっていくのでなんとか付いていき、エンジニアの入り口までたどり着いてほしい。
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