ざっくりとOSの種類まとめました【初心者向けに簡単解説!】

osの種類
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OSにはたくさんの種類がある。

このページでは初心者の方向けに、OSとは何かと、OSの種類についてざっくりと解説した。参考にしていただければと思う。

OSとその種類

OSとはご存知の通り、Operating Systemのことで、ユーザがコンピュータを動かしやすくするための基盤となるシステムだ。

少々難しく言うと、「ハードウェアの制御と抽象化を行い、ユーザと意思疎通をするためのソフトウェア」だ。まぁ、これがないと動かない、基礎ソフトだと思っておけばそれで十分だろう。

OSというとWindowsが代表的だ。普通に使うコンピュータのOSのシェアはWindowsが圧倒的で、90%以上の人がWindowsを使っている。

しかし、PCにはMacのパソコンもあるし、スマートフォンには違ったOSが使われているし、Web経由でサービスを提供するサーバーにも違うOSが使われている。

ざっくりと一通り解説していこう。

Windows

widows

一般的なコンピュータにインストールされているOSといえばWindowsである。市販されているコンピュータを購入すると大概はインストールされている。

とにかく一般的にコンピュータと言ったら、Windowsのことで、OSはWindowsしか知らないという人が多い。それくらい圧倒的に使われている。

Microsoft社が作ったもので、ご存知ビルゲイツ氏はその結果として(一般に観測できる範囲では)世界一の富豪となった。

microsoft

Windows 95は世の中を大きく変えたと言われていて、続いてWindows XP、Vistaなどと続いていく。

クライアントとして一般大衆向けでは現在Windows 10が最新であり、継続的にバージョンがあがっている。現状は過去にあったような大きな節目でバージョンを区切る形式はとっていない。

一方サーバの分野ではWindowsServerエディションが存在し、現状WindowsServer2019が最新だ。

 

macOS

mac

一般的なコンピュータでWindowsを搭載していない場合は、ほぼApple社が開発しているマッキントッシュが一般的だろう。

PCの黎明期に、Apple2など画期的な製品をリリースし、圧倒的な勢いを誇っていたのがApple製のコンピュータだ。

一時はWindowsに抜かれ、苦しんでいたが、スティーブジョブス氏によって、復活を果たしている。Apple社製のiPodやiPhoneなどの周辺機器と相性がいいというのも相まって、Apple製のMacが買われはじめ、一定のシェアを今では獲得し直している。

Mac(旧・Macintosh)とはAppleのパーソナルコンピュータのブランド名であり、ハードウェアからソフトウェアまでApple社が面倒をみている。

ここがWindowsとの大きな違いだ。Windows側はハードウェアを作らずに、広げることに注力した。Sonyや富士通などが作ったハードウェアの上に乗せる形だ。しかし、MacはApple社がハードウェアごと手がけている。

macOSは非常にグラフィカルであり、ユーザフレンドリーである。とても使い易い。

比較的にデザインと操作感がアプリケーション間で共通しており、統一性のある操作が可能となっている。グラフィカルユーザインターフェイスを迅速かつ的確に提供することに関してはパイオニアであった。

apple

また2001年にリリースされたMac OS X からは根幹はBSDを基としたApple開発のUnix系OSとなっており、現在では商用Unixとして一定の成功をおさめている。(UnixもOSの一種だが後ほど説明しよう)

Unixの堅牢性とApple社が築きあげたユーザインターフェイスが統合され、非常に完成度の高いシステムとなっている。とても使い易いので、使っているエンジニアの数は日に日に増えている感がある。

かつてはマッキントッシュの上ではmacOSしか実行できなかったが、昨今ではWindowsとのデュアルブートが可能となっている。

OSの名称については1997年に Mac OS がリリースされて以降、Mac OS X (2001年) → OS X (2012年) → macOS (2016年) と細かな変更が加えられてきた。

Unix

unix

続いて、Unixだが、聞いたことすらない方も多いかもしれない。

もともと電話を発明したベル研修所が発表したものだ。当時OSという考え方そのものがなかったも同然だった。WindowsもMac OSもない時代だ。最古ではないが、それに近いレベルのOSだと思って欲しい。

現在のシェアとしては、個人向けOSとしてはWindowsやMacが大勢を占めるようになり、企業向けOSとしてはLinuxなどが大きなシェアを持つようになってしまったため、その割合は決して多くはないが企業の中でのサーバー・ワークステーション上で引き続き稼働している。

しかしながら、先に紹介した通り現行のmacOSはUnixを元にしてできており、他にもUnixを元にしたOSは多々あり、そういう意味では色々なところで現役で動いているOSだ。

Linux

linux

LinuxはオープンソースのOSだ。オープンソースとは、無料で使えて、中身もいじれるソフトウェアのことだと思って欲しい。

LinuxとUnixはとても似ている。UnixとLinuxの違いは下記ページで詳しい。

簡単に言うと、Linuxは「Unixの教育を受けて育った養子」とくらいの距離感だ。

Linuxは企業のサーバーとして使われることが圧倒的に多く、どんどん拡がっている。なんたって無料だからだ。

Linuxにはたくさんの種類がある。無料で中身も公開されているため、多くの人々によって開発・改良の上でリリースされたからだ。組織あるいは個人でそれぞれの理念のもとに一般利用者がインストールしたり、利用できる形にまとめ上げたものを「ディストリビューション」と呼んでいる。

下記のページでディストリビューションの種類については解説している。

BSD

bsd

ちょっとマイナーなものもお伝えしておこう。

BSD(BerkeleySoftwareDistribution)でUnixOSの系統である、代表的なのはFreeBSD、OpenBSD、NetBSDなどがある。BSDはLinuxと違いUnixの血を引いているのである。

また開発形態も違いがある。Linuxではあちらこちらからソフトウェアを集めてOSとして機能させているが、BSDディストリビューションは一貫した管理のもと、カーネルからユーザのコマンドまで統一した開発を行っている。

そのためFreeBSD、OpenBSD、NetBSDではそれぞれ、中身のソースコードが違う。またBSDの開発は全体的に保守的な部分があり、現在のところ問題にならない部分は極力変更を加えないし、長年の蓄積でソースコードは非常に鍛えられたものとなっている。

FreeBSD、OpenBSD、NetBSDこれらのディストリビューションは開発理念が明確であり「FreeBSDは安定性」「OpenBSDはセキュリティー」「NetBSDは移植性」など各々特徴が明確である。実際はどのBSDも高いレベルでそれぞれの目標を達成しているといえる。

配布するためのライセンスはBSDライセンスとなっており、個人、組織、目的を問わず使用、改変も自由なものとなっている。BSDライセンスは改変した成果物などを公開するときもソースコードを公開しなくてもよいということになっている。

オープンソースライセンスのなかでも最も自由度の高いライセンスを採用している。

iOS

ios

こちらもMac OSと同じようにApple社が開発したOSだ。

Mac OSがコンピュータ用なのに対し、iOSはその他のAppleの機器用に開発されている。例えばiPodやiPhoneやiPadなどだ。

iOSはAppleの製品の上でしか動かない。そのため、シェアとしては下で説明するAndroidには負けるが、ハードウェアとの相性がよく操作性は抜群だ。

Android

android

最後にAndroidをご紹介しよう。

Android OSはLinuxカーネルとその他オープンソースソフトウェアを基にGoogle社が開発したOSだ。iOSとは対照的に、他の企業にも公開されていて、Androidが搭載されたスマートフォンは爆発的に拡がっている。世界シェアも圧倒的にNo.1だ。

Android OSそのものは無料だ。中に入っているブラウザからの広告費とGoogle Play Storeから入って来る収益でGoogle社は開発を進めている。

スマートフォンだけではなく、カーナビや車そのものや、メガネなどにも搭載されてきており、今後も確実に広がっていくOSだろう。

まとめ

このページではOSの種類について一通りまとめてきた。他にも多々あるのだが、最低限知っておきたいのはこのあたりになる。

ほとんどが有名なもので、IT業界の方に限らず知っておいた方がいいだろう。知らなかったOSがあれば、内容も含めざっくりと頭に入れておこう。

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コメント

  1. 匿名希望 より:

    fire fox osがない!

    1. shu より:

      chrome os もない。

  2. QTA より:

    というか、Windows系とUNIX系の2つという事ですいいのでは。。

  3. 名無し より:

    嘘はよろしくない…
    >> 改良されたOSを「ディストリビューション」とよび、組織や個人でそれぞれの理念のもとディストリビューションとして開発している。

    1. リカレントテクノロジー より:

      いつもご愛読いただきありがとうございます。
      ディストリビューションの説明箇所につきまして、確かにおかしな部分がありましたので修正いたしました。

      今後とも、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。

  4. 七志 より:

    AndroidはベースがLinuxなんだが? それと、UNIXの説明がテキトーすぎないか? Windows や MacOS に「負けた」って、何?

    1. リカレントテクノロジー より:

      いつもご愛読いただきありがとうございます。
      記事中に幾つか古い記述もあったため、見直し・修正いたしました。

      今後とも、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。

  5. pooza より:

    マッキントッシュも、Mac OSも、現存する製品の名前と異なっています。

    1. リカレントテクノロジー より:

      いつもご愛読いただきありがとうございます。

      一部記述と説明文を追加いたしました。
      (余談ですが、MacintoshがMacへひっそりと呼称変更されたのは2010年6月末のリリース記事からのようですね)

      今後とも、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。

  6. 校正 より:

    誤植が多いですね。
    校正されていますか。
    これでは記事の内容の信用度が下がります。

  7. Win より:

    Mac OSってってBSD系のUnixベースじゃなかったっけ?
    間違ってはないけど…
    BSDとUnix分けてるのになんで,
    Mac OSがUnixベースって書いてあるん?

    1. リカレントテクノロジー より:

      ご指摘いただきありがとうございます。
      該当箇所の記述をより実態に即した形に修正いたしました。

      引き続き、ご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

  8. ままろ より:

    N-BasicってのはOSとはいわないのかな?
    これは言語か・・
    8001から使っていた者です。
    (たまたま立ち寄りました。参考になります・)

  9. アリア より:

    LINEが使えなくなるのは、OSに関係有るとのことですが、古いiPadではそのOSを更新出来ないでしょうか?

    1. リカレントテクノロジー より:

      いつもご愛読いただき誠にありがとうございます。
      提供しているApple社が新端末への購入を促すために、端末によっては(古いため)それ以上バージョンOSに更新ができない場合があります。
      引き続きどうぞよろしくお願い致します。

  10. 名無し より:

    すごいわかりやすい

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