Eclipseを日本語化しよう

From: リスキルテクノロジー 高坂
@新宿本校

以前のブログで
IDE(統合開発環境)

「Eclipse」

...をダウンロードしました。

今回は実際に
Eclipseを起動してみましょう。

Eclipseを起動しよう

以前のブログでは
Eclipseをダウンロードし、

ファイルを展開したとこで
終了したいました。

Eclipseを動かすには
これからインストールや設定が必要!

…という訳ではなく、
展開したファイルを実行するだけで
起動することができます。

それでは
起動してみましょう。

ファイルを展開したフォルダ

/user/eclipse

に移動して、

eclipse

のアイコンをダブルクリックします。

step1

Eclipseが起動しました。

しばらくすると、
スタート画面が表示されます。

step2

英語です。

そう、
Eclipseはデフォルトで
英語で表示されるのです。

英語がわかる方なら
特に問題ありませんが、

あまり馴染みがない方にとっては
開発中ずっと英語というのも
厳しいものがあるでしょう。

という訳で、
Eclipseを日本語化したいと思います。

PleadesでEclipseを日本語化

Eclipseは...

「プラグイン」

...と呼ばれる
拡張モジュールを追加することで
さまざまな機能を追加できることができますが、

Eclipseを日本語化するにも
このプラグインを使用します。

Eclipseを日本語化する
プラグインとしては...

Pleades

が有名ですね。

出典:MergeDoc Project

step3

こちらは
MergeDoc Projectにより
配布されているプラグインで、

本体だけでなく
他のさまざまなプラグインも
日本語化してくれるものです。

それでは
Pleadesプラグインを
Eclipseに追加してみましょう。

その前に、
今回も前回と同様、
管理者権限のユーザでログインしてくださいね。

まずは
プラグインを保存する
フォルダを作ります。

step4

/usr/eclipse/dropins/

のフォルダに...

pleades

という名前のフォルダを作ります。

そして
ホームページの中央付近に...

「Pleadesプラグイン・ダウンロード」

という欄がありますので、
安定版のリンクをクリックし、

pleiades_1.6.0.zip

をダウンロードします。

※2015/8/7時点でのバージョンは1.6.0

ダウンロードしたら
アーカイブマネージャで開きます。

step5

これらのファイルを
先ほど作ったフォルダに展開します。

step6

そして
Eclipseをインストールした
フォルダに移動し...

eclipse.ini

を開いて設定を変更します。

step7

ダブルクリックすると
geditが開きますので、

-Xverify:none
-javaagent:/usr/eclipse/dropins/pleades/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleades.jar

の2行の設定を
一番最後に追加して保存します。

これで準備は整いました。

Eclipseを起動しましょう。

step8

みごとに
日本語化されました。

もし、
うまく日本語にならない場合は、

コンソールか…

/usr/eclipse/eclipse -clean

とコマンドを入力して
起動してみてください。

それでもエラーが出る場合は
eclipse.iniの設定が間違っている場合があります。

設定ファイルの内容をチェックしましょう。

これで
言葉を気にすることなく
Eclipseが使えるようになりました。

次回はEclipseの
基本的な使い方などについてご紹介します。

リスキルテクノロジー
高坂

PS

日本語化しておいて何ですが…
エンジニアにはやはり英語力が必要です。

できるだけ英語に
慣れておくことをオススメします。

リスキルテクノロジーの資料請求はこちらから

Eclipseのインストール方法 -準備編-

From: リスキルテクノロジー 高坂
@新宿本校

システム開発に欠かせないのは...

IDE(統合開発環境)

...です。

優れたIDEを使うことで
開発効率をアップさせることができます。

以前に構築したCentOS7に
IDEのひとつである...

Eclipse

...をインストールしてみましょう。

注)CentOSでのインストールになります。

Eclipseとは?

Eclipse(イクリプス/エクリプス)は
IBM社で開発されたIDEです。

その歴史は
1990年代から始まりますが

2000年代に入り
オープンソース化されるとともに

多くの開発者の支持を得て
今でも様々な開発現場で使われています。

主に使用されるのは
Javaを使った開発ですが、

プラグイン

と呼ばれる
拡張機能を使うことにより

PHPやRubyなど
Java以外の言語で開発できます。

Eclipseとは

「日食」

...という意味です。

宇宙や天体を
イメージさせますが、

Eclipseの
各バージョンにも
天体に関連する名前が付けられています。

たとえば...

バージョン3.2には
木星の衛生「Callisto」という名前で、

バージョン4.4には
月を意味する「Luna」という名前です。

ちなみに、
最新バージョンである4.5には

Mars(火星)

...という名前が付けられています。

管理者としてCentOSにログインしておこう

今回は
CentOSにログインする時に

初めからRoot(管理者)で
ログインしておいてください。

step1

Rootでログインするには
ログイン画面が表示された時に

「アカウントが見つかりませんか?」

というリンクをクリックします。

次に表示される画面で
管理者のユーザー名とパスワードを入力します。

これで、
管理者としてGUIでログインできます。

ただし、
ひとつだけ注意があります。

管理者でログインする時は
システムで必要なファイルやフォルダを
誤って消したりしないように気を付けましょう。

場合によっては
システムが起動しなってしまいますので。

Eclipseをダウンロードしよう

まずは公式サイトから
Eclipseの最新版である...

Eclipse Mars

...をダウンロードしましょう。

出典:Eclipse

step2

32bit版と
64bit版があるので
環境にあわせてダウンロードしてください。

Step3

32bitか64bitかを選択すると
ダウンロード元のサイト情報が表示されます。

Downloadをクリックしましょう。

step4

ダウンロードが終わると
どのように開くかを聞かれます。

プログラムで開く-アーカイブマネージャ

を選択しましょう。

ダウンロードされたファイルは
アーカイブされたままです。

アーカイブとは
複数のファイルをまとめて
1つのファイルにしたものです。

また、
容量を減らすために
データを圧縮されています。

そういった
アーカイブを管理するソフトが
アーカイブマネージャなのです。

ダウンロードが終わると
アーカイブマネージャが開きます。

step5

eclipse-jee-mars-R-linux-gtk-x86_64.tar.gz

という
アーカイブの中に...

eclipse

というフォルダがあります。

フォルダを選択して

「展開」

...をクリックしましょう。

step6

展開画面が表示されます。

ログインユーザーの
ホームフォルダが表示されます。

一般的にプログラムは...

usrフォルダ
(/usr)

...に置くことが多いので、
usrフォルダに移動して展開します。

step7

展開が終わると

「eclipse」

というフォルダが作成されます。

Eclipseのダウンロードは
これで終了です。

次回は
Eclipseの起動と日本語化をご紹介します。

リスキルテクノロジー
高坂

PS

最初に管理者で
CentOSにログインしたのは

管理者以外のユーザーでは
usrフォルダに
ファイルを作成できない場合があるためです。

ファイルが作成できる、できないというのは

「権限」

…で管理されますが、
それについてはまた別の機会にご紹介します。

Javaプログラマーを目指すならこちらから

エンジニアのためのビジネス用語講座3

From: リスキルテクノロジー木村

エンジニアが
ビジネスシーンで使う
使いすぎ注意のビジネス用語を

これまで2回にわたって
ご紹介してきましたが...

今回もまた
エンジニアのためのビジネス用語講座を
開講したいと思います。

カタカナ語のビジネス用語って
本当に多いです。

問い

さて、
今回はビジネス用語の
問題から始めたいと思います。

それでは、
次の文の意味を答えてください。

・例題1

社員の情報リテラシーを深め、
シナジーを高めながら活動しましょう。

・例題2

今回の開発スキームにおいて
テスト工程におけるマイルストーンでは、
エビデンスをユーザに提示して
オーサライズしてもらう必要があります。

...意味がわかるようで
はっきりとわかりにくいですよね。

これらは過去のブログで
ご紹介した用語になります。

それでは
解答を見てみましょう。

・例題1の解答

社員の情報に対する理解度を深め、
社員同士の相乗効果を高めながら活動しましょう。

・例題2の解答

今回の開発計画において
テスト工程におけるそれぞれの節目では、
テスト結果となる成果物をお客様に提示して
承認してもらう必要があります。

だいたい
こんな感じの意味になります。

解答できましたでしょうか?

カタカナ語だと
意味が伝わりにくいですが、

日本語でも
やや固い言い方になりますね。

そのあたりも
カタカナ語が使われる
理由のひとつと言えるでしょう。

エンジニアのためのビジネス用語集3

それではさっそく
紹介してゆきたいと思います。

■1:インスコ(?)

・使用例
「プログラムをインスコしといて」

・意味
「インストール」

これは和製英語のようなもので、

「インストール(install)」

...のことを言います。

「インストール」

「インスト」

「インスコ」

...と、
標準語から地方の方言に変わるように
表現が変わってゆきました。

インストール作業が多い
IT業界でよく使われています。

■2:ネゴ(nego)

・使用例
「その件は部長にネゴってください」

・意味
「交渉」「協定」

こちらも和製英語のようなもので、

「ネゴシエーション(negotiation)」

...が短くなった言葉です。

上司やユーザーなど、
相手との交渉が必要なときに使われます。

■3:ブラッシュアップ(brushup)

・使用例
「その企画をもう少しブラッシュアップしましょう」

・意味
「磨き上げる」「質を高める」

ものごとを磨きあげることで
質を高めることを意味します。

ある程度の
レベルに到達したけれど
もっと質を高めたい時に使われますね。

■4:ペンディング(pending)

・使用例
「その件についてはペンディングとします」

・意味
「保留」「未定」

諸事情により
ものごとがうまく進まず、
保留状態になっていることを意味します。

「pend」

という言葉は

「ぶら下がる」

...という意味ですので、

「ものごとがぶら下がったまま」

...という意味で使われています。

■5:ボトルネック(bottleneck)

・使用例
「何がボトルネックになって遅れているのですか」

・意味
「詰まる」「(速度が)落ちる」

システム用語では
設計上の制約や速度が低下する処理などを
意味しますが、

一般的なビジネス用語としても
ものごとが進まない原因を指す言葉として
使われています。

ボトルネックとは
瓶の細くなっている首の部分のことで、

液体がそこを通る時に
流れが遅くなることが語源になっています。

■6:ミッションクリティカル(mission critical)

・使用例
「ミッションクリティカルなシステム」

・意味
「常に稼働する必要があるシステム」

電気などのライフラインや
交通系・金融系システムなど、

24時間365日の稼働が必要で
停止することができないシステムを意味します。

■7:リスクヘッジ(risk hedge)

・使用例
「問題が発生した時のリスクヘッジを教えてください」

・意味
「危険回避」「損失回避」

もともとは
金融や経済用語として使われていましたが、

計画の立案などにおいて
問題が発生した場合の回避策を表す言葉として
使われています。

システム開発でも
開発計画を立てるときに使われますね。

■8:リスケ(resche)

・使用例
「そのスケジュールをリスケしてください」

・意味
「再計画」

リスケとは…

「リスケジュール(reschedule)」

...の意味で、
もう一度計画しなおすことを言います。

システム開発では
開発に遅れが発生した場合、

当初の計画を
修正するケースがありますが、
そのことをリスケと言います。

海外では通じない用語もあります

エンジニアが使う
ビジネス用語はたくさんありますが、

今回ご紹介したように
和製英語のように使われているものもあります。

海外のエンジニアなどには
意味が通じないケースもありますので
注意してくださいね。

さて、
これまで3回にわたって...

「エンジニアのためのビジネス用語講座」

...を開講しましたが
いかがでしたでしょうか?

まだまだご紹介できる
用語はたくさんあるのですが…

またの機会に
改めてご紹介してゆきたいと思います。

PS

エンジニアになるためのスクールならこちら

Linuxコマンドを習得しよう2

From: リスキルテクノロジー 松田航
新宿本校にて、、、

以前のブログで
Linuxコマンドの基礎的なものを
いくつかご紹介しました。

今回も引き続き
Linuxコマンドをご紹介してゆきます。

前回のおさらい

前回のおさらいです。

pwd

現在のフォルダを表示する。

cd [フォルダ名]

指定したフォルダに移動する。

ls [オプション] [フォルダ名]

(指定した)フォルダの
ファイルやフォルダ一覧を表示する。

...ですね。

とりあえずこれで、
コンソールを使って
フォルダ移動できるようになったはずです。

今回は
ファイルやフォルダ操作の
コマンドをご紹介しましょう。

ファイル操作系のコマンド

それでは始めましょう。

mkdir

フォルダを作成するコマンドです。

今回のご紹介のために
ひとつフォルダを作ってみましょう。

mkdir [フォルダ名]

...と入力して、
フォルダ名を指定して作成します。

現在のフォルダは

/usr/etc

...です。

lsコマンドで確認すると
ひとつもファイルやフォルダがありません。

mkdir linuxac

と入力して...

「linuxac」

...というフォルダを作成しました。

lsコマンドで確認すると
ちゃんとフォルダができていますね。

step1

touch

新しいファイルを
作成するコマンドです。

本来はファイルやフォルダの
タイムスタンプを
設定するコマンドですが、

新規ファイル作成に
使われますので覚えておきましょう。

touch [ファイル名]

...でファイルを作成します。

step2

cdコマンドで
先ほど作成したフォルダに移動し、

「linuxcmd.ini」

...というフォルダを作成します。

touch linuxcmd.ini

...と入力して、
lsコマンドで確認すると
ちゃんと作成されているのが確認できました。

cp

ファイルやフォルダを
コピーするコマンドです。

cp [オプション] [コピー元] [コピー先]

...と入力して
ファイルやフォルダをコピーします。

cp ./linuxcmd.ini ./linuxcmd2.ini

...と入力して
先ほど作ったファイルを

「linuxcmd2.ini」

という名前でコピーしましょう。

step3

コマンド実行後、
lsコマンドで確認すると
コピーされたことが確認できます。

もう一度コピーしようとすると
既にファイルがあるので
確認メッセージが表示されましたね。

確認メッセージを出さずに
強制的に上書きしようとするには

オプションに

「-f」

を指定するのですが、
CentOSの場合は初期設定で...

必ず上書き確認する

「-i」

オプションを指定した状態で
cpコマンドが実行されます。

もちろん初期設定を
解除することもできますが、
今回はそこまではしないでおきます。

CentOSの特徴として
覚えておいてください。

mv

ファイルやフォルダを
移動するコマンドです。

mv [移動元] [移動先]

...と入力して
ファイルやフォルダをコピーします。

step4

ひとつ上のフォルダに
先ほどコピーしたファイルを
移動してみましょう。

mv ./linuxcmd2.ini ../

...と
コマンドを入力します。

lsコマンドで
現在のフォルダを見てみると
ファイルが移動されていますね。

lsコマンドで
ひとつ上のフォルダを見てみると
先ほど移動したファイルが表示されました。

rm

ファイルやフォルダを
削除するコマンドです。

rm [オプション] [ファイルやフォルダ名]

...と入力して
ファイルやフォルダを削除します。

フォルダを削除する時には
オプションに

「-rf」

...を指定します。

それでは実行してみましょう。

step5

まずは
ひとつ上のフォルダに移動してから

rm ../linuxcmd2.ini

...と入力して
先ほど移動したファイルを削除します。

lsコマドで
削除されていることがわかりますね。

つづいて...

rm -rf linuxac

...と入力して
今回作成したフォルダを削除しましょう。

lsコマンドで
削除されたことがわかりますね。

ちなみに、
フォルダを削除する場合...

「-r」

オプションでも削除はできますが...

フォルダや
そのフォルダに含まれるファイルの、

ひとつひとつに対して
削除確認メッセージが出てしまいます。

結構手間がかかるので

「-rf」

...オプションを指定しましょう。

操作しながら覚えましょう

Linuxコマンドは
実際に操作しながら覚えるのが
習得効率が高いです。

このブログの過去ログにも
CentOS環境の作り方を紹介していますので

実際に環境を準備して
操作しながら学んで行きましょう。

リスキルテクノロジー
松田

PS

Linuxの講座はこちら

Linuxコマンドを習得しよう その1

From: リスキルテクノロジー 松田航
新宿本校にて、、、

今回は
Linuxコマンドの使い方を
実例をつけて紹介しましょう。

基礎の基礎なので、
知っている人は他のページへどうぞ。

CUI

今でこそLinuxは
画面を見ながらマウスで
簡単に操作できますが...

基本的には
コマンドを入力して
システムの操作を行います。

CUI(command line interface)と
呼ばれます。

Linuxをいじるのは、
基本的にこちらです。

コマンドで命令を
実行した方が早いですしね。

ファイル管理系のコマンド

それでは
Linuxのコマンドを
いくつかご紹介してゆきましょう。

コマンドの数は
非常に多くありますので、
よく使うものに絞って

何回かに分けて
紹介してゆきますね。

pwd

現在のフォルダを知るコマンドです。

コンソールで
いろいろと操作していると

自分が今どこにいるのか
わからなくなる時がありますが...

pwd

step1

…と入力すれば
自分がいるフォルダを知ることができます。

この例では

/usr/bin

にいることが分かりますね。

これはよく使いますので
覚えておいてください。

cd

フォルダ移動のコマンドです。

マウス操作だと
フォルダを開くだけで
場所を移動できますが...

コマンドでは
どのフォルダに移動するかを
指定しなければいけません。

cd [フォルダ名]

...で
指定したフォルダに移動します。

例を見てみましょう。

cd etc

…と入力して、

/usr/etc

に移動することができます。

cd ..

...で、
ひとつ上の
フォルダに移動します。

etcのひとつ上にある

/usr

フォルダに移動しました。

cd

...のように
何も指定せずに実行すると

ユーザーの
ルートフォルダに移動します。

今回はrootでログインしているので

/root

に移動しましたね。

ls

ファイルやフォルダの
情報を表示するコマンドです。

マウス操作の場合は
フォルダを開くだけで

ファイルやフォルダの
一覧が表示されますが...

コンソール操作の場合は
このコマンドで情報を表示します。

現在いるフォルダは

/usr/eclipse

...ですね。

ここでコマンドを実行します。

ls [オプション] [フォルダ]

...と入力すると
ファイルとフォルダ一覧が
表示されます。

ls

とだけ入力すると
横並びに一覧表示されます。

ls -l

...と、
「-l」オプションを指定すると

今度は縦に並んで
詳細な情報が表示されます。

ls -a

...と
「-a」オプションを指定すると

隠しファイルを含めた
全てのファイルが表示されます。

隠しファイルとは...

「.」(ドット)

で始まるファイルのことです。

また、
フォルダ名を指定することで
別フォルダの一覧を表示できます。

この例だと

ls ../

...というように、
ひとつ上のフォルダの情報を
表示しています。

基礎の基礎なので、何度も叩いて記憶を!

今回ご紹介できるのは
少ないですが...

今後もいくつかよく使うコマンドを
ご紹介してゆきます。

マウス操作に
慣れた方にとって、

コマンド入力は
馴染みにくいかも知れませんが...

慣れてしまえば
コマンドの方が使いやすい

...というエンジニアも
たくさんいらっしゃいます。

Linux環境のある方は
ぜひコマンドを叩いてみてください。

環境のない方は...

以前のブログで
CentOSのインストール方法を
ご紹介していますので、

この機会に
ぜひ作ってやってみてください。

リスキルテクノロジー
松田

PS

Linuxのスクールはこちらから

IoTの普及でLinuxのシェアが急成長

From: リスキルテクノロジー 松田航
新宿本校にて、、、

以前ブログでも紹介した

「IoT」(Internet of Things)

...について覚えているでしょうか。

「モノのインターネット」

と呼ばれ、
近年特に注目されている技術ですが...

IoTの普及には
Linuxが大きく影響しているのです。

急成長する組み込みLinuxのシェア

Linux.comによると、
アメリカの調査会社である
VDC Research Groupの調査結果から、

IoTの普及にともなって
オープンソースLinuxのシェアが
成長していると報じられています。

出典:Linux.com

linux_com

組み込み機器には
Linux系OSが広く採用されていましたが、

それでも
Linux以外のOSやリアルタイムOSは
まだまだ使用されていました。

ところが、
IoTが普及してゆくにつれて

2012年では
56.2%の組み込み機器に
採用されていたオープンソースLinuxは

2017年には
64.7%にまで広がるだろうと
予想されています。

年平均の成長率は
およそ16.7%にまでのぼり
普及は加速度を増しているのです。

なぜLinuxの普及が広がるのか

オープンソースならではの
開発のしやすさが挙げられます。

商用OSなどでは
利用するにあたり
決して少なくない開発費用がかかりますが、
オープンソースでは費用がかかりません。

また、
それぞれの
オープンソースコミュニティに
支援されているプラットフォームですので、

「試作品の制作と開発の助けになる」

...という開発者の声が挙げられています。

そして、
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)

BeagleBone(ビーグルボーン)
など、

オープンソースLinuxに対応した
小型のシングルボードコンピュータは

IoT対応製品の一部として開発されるケースも多く
Linuxの採用を広めているのです。

また、
Linuxは複数のOSを組み合わせた
ハイブリッドなIoTでも採用されています。

たとえば、
グラフィック関連の処理と
通信機能をLinuxで処理し...

それ以外の部分を
リアルタイムOSで処理するなど、

目的に応じて使われるケースも
増えてきているのです。

そして新しいIoTにも

Linuxは
新しいIoTの通信技術の開発にも
採用されています。

出典:Linux Light Bulbs: Enabling Internet Protocol Connectivity for Light Bulb Networks

vlc

Disneyの研究者が開発している

「Linux電球」
(Linux Light Bulb)

というプロトコルは
光の点滅によって通信できるプロトコルです。

これは...

「可視光通信」
(Visible Light Communication)

と呼ばれている方式で
Wi-Fiなどの通信設備がない場所でも

LEDライトさえあれば
通信することができるという技術で、

さまざまな家電製品、
ウェアラブル端末からおもちゃまで

それぞれの機器が
光で通信することができるのです。

可視光通信を
制御するドライバには
Linuxデストリビューションが採用されています。

このような
今までの通信の概念を変える

全く新しい技術にも
Linuxが使われているのです。

時代の流れ

これから
エンジニアを目指す方にとって
IoTの普及は大きなチャンスだと言えます。

これほどITが社会に普及しても
Linuxエンジニアは常に不足しています。

エンジニアになりたい方は、
インフラエンジニアの選択もあることを、
知っておくと良いのではないでしょうか?

リスキルテクノロジー
松田

PS

Linuxを学ぶリスキルテクノロジーはこちら

エンジニアのためのビジネス用語講座2

From: リスキルテクノロジー 木村

以前のブログで
エンジニアがビジネスシーンで使う、

カタカナ語のビジネス用語について
お話ししましたが...

まだまだありますので
もう少しご紹介してゆきます。

使いすぎる方はたくさんいます

カタカナ語の
ビジネス用語を使う方は

結構たくさん
いらっしゃるようです。

企業の朝礼でのスピーチや
社長の訓示などが...

「カタカナ語だらけで理解できない…」

といった話も
耳にすることがあります。

使いすぎると
意味が通じなくなりますからね(笑)

使いすぎないまでも
言いたいことが理解できるように、

今回もいくつか
エンジニアが使うビジネス用語を
ご紹介しましょう。

エンジニアのためのビジネス用語集2

今回も用語の使用例をつけて
ご紹介してゆきます。

1:アジェンダ(agenda)

・使用例
「アジェンダを明確にして進行してください」

・意味
「議題」「議事日程」

会議や打ち合わせなどで
検討する課題や議題のことを言います。

国際会議の場などでも使われますが、
IT系企業でも使われていますね。

2:カットオーバー(cutover)

・使用例
「システムのカットオーバーはいつですか?」

・意味
「利用開始」「稼働開始」

システム開発において
全ての開発工程を終了し、
実際に運用が始まることを言います。

「リリース」

「サービスイン」

と言われることもあります。

3:サーベイ(survey)

・使用例
「十分なサーベイを行っております」

・意味
「調査」「測量」

主に建築業界で使われますが、
IT企業などを含め

ビジネス用語として
広がりつつある用語です。

資料などを調査することで、
調査対象を把握することを意味します。

4:シナジー(synergy)

・使用例
「チーム内のシナジー効果を高めよう」

・意味
「相乗効果」「共同効果」

単体ではなく
複数が集まることで
効果や機能を高めるという意味です。

人に対して
使われることもありますが、

企業同士の協業など
組織に対しても使われます。

ちなみに反対の用語は...

「アナジー(anergy)」

と言います。

5:バッファ(buffer)

・使用例
「スケジュールにバッファは含まれていますか」

・意味
「領域」「余裕」

もともとは
システムで使用するデータを
保存しておく記憶領域のことですが、

容量や期間などの
余裕という意味でも使われています。

開発期間が短いと
トラブルが発生した場合に
遅れが発生しますが...

あらかじめ、
数日の余裕(バッファ)を設定しておくと
対応が可能になります。

6:フィックス(fix)

・使用例
「このバグはフィックス済ですか」

・意味
「修正」「調整」

問題が発生した場合、
問題を解決することを意味します。

プログラムで不具合が発生し、
修正することを...

「バグフィックス」

と言います。

プログラムだけでなく
取引先との調整に対しても
使われることがあります。

7:リテラシー(literacy)

・使用例
「社員のITリテラシーを高める」

・意味
「理解」「解釈」

対象に対する
適切な認識と理解を深めることを
意味しますが...

理解を深めた上で
応用力を身に付けるという意味でも
使われています。

「情報リテラシー」
「ITリテラシー」
「医療リテラシー」

...など、
この言葉は何にでも使われています。

8:ワンストップ(onestop)

・使用例
「ワンストップのサービスを提供します」

・意味
「1つの手続きで作業が完了すること」

こちらも数年前から
よく耳にする言葉ですね。

役所などを想像すると
理解しやすいのですが、

複数の部署を
行ったり来たりして
手続きが必要となることを

1回の手続きで
処理が完了することを意味します。

何となく使うのはやめましょう

ビジネス用語以外にも
カタカナ語は多くあふれており、

国立国語研究所では
このような外来語に対して
言い換えの提案を行っています。

たとえば
ワンストップの場合は...

「窓口一元化」

...などですね。

ですが、
日本語で言いかえるよりも

カタカナ語で言う方が
知的な感じを持つ方が多いことと、

言いかえるにしても
明確な言い換えができないなど

いろんな事情で
カタカナ語がつかわれています。

このような用語を使う場合は
用語の説明ができるようになってから
使うようにしましょう。

「それってどういう意味ですか?」

と聞かれて
答えられないと気まずいですものね。

PS

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エンジニアのためのビジネス用語講座

From: リスキルテクノロジー 木村

日常生活には
さまざまな横文字が
あふれていますが...

ビジネスの世界にも
多くの横文字があふれています。

今回は
エンジニアが
ビジネスシーンで使う、

使い過ぎ注意の
ビジネス用語についてお話します。

何を言っているかわからない

毎年毎年
新しい言葉が生まれていますが、

ビジネスの世界も同じく
新しい言葉が次々と生まれています。

そのほとんどは
外国語をベースにした
カタカナ英語なのですが、

最新の
ビジネス書や技術書には
カタカナ英語が多く使われますので、

読んでいる方も
ついつい使いたくなる方もおられます。

しかし、
あまり多用すると
何を言っているのか分かりません。

たとえば...

開発スキームにおいては
明確なマイルストーンを設け、
ユーザにコミットする必要がある

...と言われても
普通の人は意味分からないですよね。

それらの中から
エンジニアがビジネスシーンでよく使う用語を
解説付きでご紹介しましょう。

エンジニアのためのビジネス用語集

それでは
用語の使用例をつけてご紹介します。

1:アラート(alert)

・使用例
「遅れそうなら早めにアラートあげてください」

・意味
「警戒」「注意」

作業に問題が発生しそうな時に
周囲の人に通知する時に使われます。

さまざまなシステムで
警告メッセージを出す時に
アラートを出すと言われますが...

それがそのまま
日常業務でも使われています。

2:エビデンス(evidence)

・使用例
「どうしてエビデンスを残さないの?」

・意味
「証拠」「根拠」

医療用語でよく使われますが
IT業界では主にテスト結果に対する
裏付けとなる資料を指すことが多いですね。

テスト工程で単純に...

「テストOK」

...とドキュメントに残すより、

画面キャプチャなどを残して
テストOKとなる根拠を残します。

3:オーソライズ(authorize)

・使用例
「その件は先方にオーソライズされているの?」

・意味
「(正当と)認める」「公認」

セキュリティにおける
「認証」と言う意味でも使われますが、

決定権のある立場の人や機関から
正式に認められている状態で使われます。

4:コミット(commit)

・使用例
「コミットできるよう頑張りましょう」

・意味
「関わる」「完遂する」

最近はCMでも有名な単語ですね。

システム開発では
データベースを更新する際に
使われている用語ですが、

ビジネスにおいても
目標に対して結果を出すという意味で
使われています。

5:スキーム(scheme)

・使用例
「アプリの課金スキームを提示します」

・意味
「計画」「体系」

システム開発では
データベース構造のことを意味しますが、

ビジネス用語としては
スケジュールと似た意味で
計画のことを意味します。

ちなみにこの言葉は
イギリス英語では「計画」の意味ですが

アメリカ英語では...

「たくらみ」「陰謀」

...と取られてしまうケースもあります。

注意しておきましょう。

6:マイルストーン(milestone)

・使用例
「その件は次のマイルストーンまでに対応します」

・意味
「標識」「里程標」

システム開発は
長期間にわたることが多いですが、

設計完了や製造完了など、
各工程の節目のことを呼びます。

マイルストーンの時点で
納品や出荷、品質チェックなどを
行うのが一般的ですね。

7:マター(matter)

・使用例
「何マターで発生した不具合ですか?」

・意味
「問題」「要素」

トラブルなどが発生した際、
何が原因なのかを表す時に使われます。

「○○マター」

という使われ方が多く、
○○には人名、企業名などが入ります。

8:ユーザ、サーバ

・使用例
「ユーザID」「サーバ構築」

これは他の言葉とちょっと違っていて
書き方の問題です。

エンジニアは...

ユーザーのことを「ユーザ」
サーバーのことを「サーバ」

...と書く方が多いですね。

間違ってはいないのですが、
日本工業規格 JIS(JIS Z 8301)によると...

「言葉が2音以下の場合には、語尾に長音符号をつける」

という指針がありますので、
どちらかと言えば...

「ユーザー」
「サーバー」

...と書くのが正しいようです。

「ユーザ」

とマニュアルに書いていたのを
ユーザーに指摘されて

「ユーザー」

...に訂正したという例もありますので、
気をつけるようにしましょう。

(私も「サーバ」「ユーザ」の方が好きなので、
 こちらで言いますが)

意味はおさえておきましょう

カタカナ語だけでなく
専門用語もそうですが...

使いすぎると
相手に正しく意味が伝わりません。

確実に相手に何かを伝えたい場合は、
できるだけわかりやすい表現で伝えましょう。

ですが、
いざ言葉が出た時のために
意味はおさえておきましょうね。

この他にも
エンジニアがビジネスで使うカタカナ語は
たくさんあります。

機会があれば
また次回以降にご紹介します。

PS

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